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赤ん坊は必死に日々を生き抜いている。一見、何も考えていないようだけれど、吹けば消えてしまいそうな小さな命の炎を必死で燃やし続けている。たまに周囲の人間の顔をじっと見ているような表情を見せるが産まればかりの赤ん坊の視力は0.01か0.02。ほとんど何も見えていない。頼りになるのは本能だけだ。本能で栄養を摂取し、本能で排泄し、本能で眠る。驚くのは睡眠中にびっくりした時に見せる両手を挙げる反応も「モロー反射」という抱っこを求める本能なのだという。それらの事実には人間も自然界に生きる動物の1種類に過ぎないことを思い知らされると同時に、感動をも憶える。
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産まれたばかりの赤ちゃんは視力が弱いため、鳴き声を出してお母さんを探すと聴いたことがあります。また、お母さんの匂いを嗅ぎ分けることができるとも聴いたことがあります。本能って人にもあるんですね。
小原信治(著者)
他人の迷惑になるから泣くな、とかやってるうちにゆっくりと本能が殺されていくんだと思います。理性も知性も大事ですが本能が弱まると種は滅びるんじゃないかなと思います。子孫を繁栄させるのも種の本能ですからね。