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子供の頃、空を見上げて口笛を吹くと、鳥になったような気持ちになった。規律を重んじる群れを離れ、風の吹くまま、気の向くまま、自由に空を舞う名も無き鳥のような。そこには孤独や淋しさ、虚しさも同時につきまとっていた。そして、溢れ落ちる涙を必死で堪える強がりも。
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私も子供の頃、口笛が得意でした。弟ばかり可愛がる母親の関心を引こうと、余計なことをしては叱られ、しまいには拗ねて家を飛び出し、そして、そんな時は決まって近所の公園のブランコに乗りながら口笛を吹く。そんな何十年も昔の切ない光景を、ふと思い出してしまいました。
口笛が吹けるようになった人は、口笛など吹こうと思ったこともない人を自然と探し求めるのかも…。
口笛、心地よい子守唄になっているのですね。
口笛は心の隙間を埋めてくれる、わかるように思います。私も集団生活が苦手で、よく口笛を吹いていました。寂しさを埋めるものと思って吹いていたのではありませんが、今思えばそうなのかと。
小原信治(著者)
>>1
確かにブランコにも口笛は似合いますね。
小原信治(著者)
>>2
言葉にならない独り言、なのかもしれませんね。