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「かたつむりはにんじんを食べるとうんちもにんじん色になるんだって」
君が教えてくれた。保育園にあった図鑑で読んだという。調べたみた。かたつむりは植物の色素を分解できないので食べたものの色がそのままうんちの色になるそうだ。赤いトマトを食べれば赤いうんち。緑色の小松菜を食べれば緑色のうんち、と言った具合に。
「でも、かたつむりがにんじん食べてくれないんだ」
かたつむりとにんじんを虫籠に入れて保育園のみんなで観察しているのだけれど、うんち以前ににんじんを食べてくれないのだという。
「今日は食べてくれるかなあ」
保育園の友達と一緒に一日中、かたつむりのうんちのことを考えていたことを君はいつまで記憶しているんだろう。
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人は覚えておきたい事だけを覚えている動物なのかも?温度差の間の記憶は自動消しゴムで消えちゃうのかも
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