秋風が吹くたびに色彩が失せてゆく景色の中で、鮮やかな色を際立たせてくるのが果樹だ。
里山を歩けば民家の庭先ではおいしそうな照柿色や蜜柑色が、モノクロームにインクを一滴だけ落とすように加工した写真芸術みたいな光景を見せてくれる。
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
私が生まれるずっと前に、両親と姉たちは兵庫県の丹波篠山に疎開していたそうです。その疎開先だったお家のかたが毎年秋になると松茸を送ってくださり、松茸が貴重品になると次は毎年栗を送ってくださるようになりました。秋になると母が作ってくれる栗ご飯や渋皮煮がすごく嬉しかった記憶があります。丹波篠山の松茸や栗なんて、今から思うとなんという贅沢だったんでしょう。夏には縁側ですいかを食べて、種飛ばし競争よろしく庭にすいかの種をぷうっと吹き飛ばすことをして遊んでいたら、その種がいつのまにか発芽していたりということもありました。そのころは大阪という都会でもささやかながら自然と触れ合う機会が結構あったのですが・・・。
季節を感じられる生活っていいなと思います。秋は特に実りの秋。人間にとっても熟した木の実をおいしくいただけるありがたい季節。動物にとっては冬眠前の貴重な食べ物。鳥は植物の反映のため種を運ぶ。動物にとってもメリットがあり、植物にとってもメリットがあり、相互関係がうまく成り立っているのが自然界のバランスがうまくとれている状態なのでしょうね。
人間は過剰に欲を出しすぎて結果としてバランスを崩した。その結果が現代社会に出てきているのでしょうね。
おはようございます。うちの庭にも大きな柿の木が何本かあります。何十年たっても毎年、真っ赤な実をたくさんつけてくれるので、お店で柿を買ったことがない。たまに食べるお店の柿の甘味が人工的で、やっぱり熟れるまで待ってから、もいでいただく柿は最高!!と、柿とりに精を出す子供でした!
必死に上の方まで、美味しそうな柿をとろうとする私に、祖母は必ず、「上の方の実はとったらいかん。人間が全部とってはだめだー。それは、鳥たちの恵みなんだよ、ちゃんと残して次につなげるの。」とよく言われてました。そのときはその意味がよくわからず、もったいないよーー!って文句いってましたが、今はその意味がよくわかります。ちゃんと次世代につなげなきゃですねー。
>>2
何かの本で、1000年以上続いてきた日本の原風景はたった50年で失われたと読みました。失われた暮らしの大切さと築き上げた都市生活の便利さ。そのどちらも見て来た僕は両方の良いところを選ぶことができるけれど、その片方しかない時代に生まれ育った21世紀の都会の子供たちはいったいどんな未来を作ってゆくんだろうとぼんやり思ったりします。
>>3
バランスって大事なんだなあと、筋トレをしているときに一番感じます。右と左の筋肉のバランスが悪いことで歪みが生まれ、身体のあちこちに悪影響が出ます。バランスは本当に大事です。
>>4
木で完熟したものを食べるのが一番自然だしおいしいんですよね。青いうちに果実をもいで人工的に完熟させながら遠方に運ぶ、という不自然な行為にも人間の身勝手さがよく現れているような気がしますが、「それっておかしいよね?」と言われても色んなことが複雑に絡み合って今更やめられないところまで来てしまっているところに問題の本質があるのかもしれません。