A事実関係
1:NHK7月13日 19時00分「天皇陛下 「生前退位」の意向示される
天皇陛下が、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示されていることが分かりました。数年内の譲位を望まれているということで、天皇陛下自身が広く内外にお気持ちを表わす方向で調整が進められています。
天皇陛下は、82歳と高齢となった今も、憲法に規定された国事行為をはじめ数多くの公務を続けられています。そうしたなか、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示されていることが分かりました。
天皇陛下は、「憲法に定められた象徴としての務めを十分に果たせる者が天皇の位にあるべきだ」と考え、今後、年を重ねていくなかで、大きく公務を減らしたり代役を立てたりして天皇の位にとどまることは望まれていないということです。こうした意向は、皇后さまをはじめ皇太子さま
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天皇陛下は、日本国の国体としての、①象徴としての地位が優先するのか、②国事行為地位が優先するのか。宮内庁は否定しており、陛下ご自身の言葉かどうか不確かであり、疑問である。政権のアドバルーンかもしれない。
言い換えれば、「平和憲法」を順守する立場を守るか、「戦争のできる憲法」に順応するかの選択を、政権によって、余儀なくさせられているとも理解できる。
日本の大きな曲がり角で、国民だけでなく、陛下も、心を痛めておられることに、我々庶民は、思いを寄せるべきでしょう。
私がこのことについて感じることは天皇陛下が徹底して平和主義者であり、現在の日本国憲法の化身だということです。だってそうでしょう。惨めな敗戦が最も多感な小学校6年生のときに突然起こったのですから。
皇太子さまもご陛下のお思いに心底同意されているご様子がメデイアとの会見で見て取れます。
米国の好戦派としっかり提携して中国、北朝鮮との緊張をこれからも更に強めて行きたい現体制にとってご陛下と皇太子さまは大正デモクラシー時代の皇室の存在意義と非常に似た位置づけになるのではないでしょうか。
天皇陛下の自然なご退位の意向がスムーズに進まないのは「大砲かバターか」の選択の大きな曲がり角にあるからだと私は思います。
平和と生活が共に最も大事だと強く信奉する私ですから、ご退位の成り行きに無関心ではおれません。