SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、Students Emergency Action for Liberal
Democracy)は2015年5月3日、安倍首相の政権運営や憲法観に対して危機感を感じた学生らが発足させた。同年6月5日に成立した安全保障関連法に反対する国会前での抗議デモを主催していた。
安倍政権の問題は多くの人の認識していたことであったが、今一つ運動としてのまとま
りがない中、シールズは毎週国会前のデモを繰り広げ、それが、2015年8月30日「戦争さ
せない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」主催国会前デモに12万が集結した。動員
数では1960年の日米安保条約反対以降の数とみられる。
そして、その活動は野党共闘成立にも貢献した。
SEALDsの活動がなかったら、安保関連法案への反対運動はさおほど盛り上がらなかっ
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
平和な世の中では、夢が欠け、体制に順応していく人が大多数になるが、それでは社会は進歩しない。夢ある社会を開拓していく言動は、いつの時代でも、学生が先頭に立たなければならない。逆に学生が行動しない、押さえつけられた社会は、さまざまな点で成長が止まってしまう。
社会に出ると、あらゆるしがらみが言動を縛り付け、学生のように自由に行動ができなくなる。私たち高齢者は、言葉は出るが、行動力が徹底的に欠けてしまい、参加できれば素晴らしいことになるが、新しい力を生み出す力において、若者に伍していけないのが残念ながら大きな欠陥となっている。
安保闘争の時を振り返ると、ノンポリの自分が、同じ学生寮の一年生の仲間と一緒に、大した意味もないのに、官邸の塀を乗り越えたことが忘れられない。当時は、逮捕できるような状況ではなかった。若い時の言動は成長の糧であり、社会も次の時代のエネルギーの充電期間とみて、温かく見守ることが大切なのでしょう。
シールズの解散はとても寂しい。
彼らは国会包囲デモで清新な空気を持ち込んだ。彼らのアジ演説は1960年安保闘争時のマルクスボーイのアジ演説とは違った素朴な誠実性を私は感じた。
1960年安保闘争のリーダーを務めた複数がその後右翼や闇社会の庇護を受けているのを目撃してこの世の切なさを感じた。シールズの諸君は実社会に入っても流されず心の隅にその初心を忘れずに生きていって欲しい。
沖縄のシールズが残るのはとても嬉しい。本土が嫌中、嫌韓、嫌朝鮮で汚染され尽くされている中で沖縄は汚染されていない。日本が自力で健全化を達成するとせば、沖縄人の貢献無しには考えられない。
シールズの功績が多大であること、同感です。
解散は悲しいです。
それはそうと、デモクラTV拝見しました。
孫崎さんの瞬間湯沸かし器ぶりはなかなか興味深く、
役人時代、部下は大変だったかもですね。
SEALsの解散は「ご苦労様」と清々しい思いで送り出したい.もともと基礎となる組織を持たない学生の緩やかな連合体で,出る杭を打ちたがる評論家気取りの人達のやっかみや,意図的な政治的思惑の誹謗中傷にもめげず良く踏ん張ったと受け止めている.活動の継続を期待をする人もいるが,これ以上続ければ学生としてのひずみが大きくなってしまう.それぞれの思いを持って次のステップへ移行選択が一番だ.
”所詮ガキの遊びか”のような捻くれたような識者評論も見かけたが,それこそ外野席から高見の見物のヤジの部類だろう.一度でも現場に足を運んだ人ならばそんな捻くれ・皮肉は出なくなる筈だ.識者には建設的で具体的な提言を願いたい.
今回のSEALsの活動が,多くの人々にこれまでの「観客型政治」から,「参加型政治」への意識インパクト,参加することの大切さ楽しさを再認識させた.また「総がかり行動実行委員会」「学者の会」「ママの会」など市民連合の一員として,野党共闘への大きな原動力のひとつとなった功績は大きい.
SEALsの解散で気がかりなのは野党共闘,特に最大野党「民進党」の動向だ.清い井泉の流入が止まった途端に元の濁った水に戻るなんて事にはならないで欲しい.野党共闘の分断はアベ政権とそれを忖度するマスメディアの思惑だろうが,共産党・社民党・生活の党ほか野党との徹底した野党共闘でしか民主主義の生き延びる道は無いだろう.民進党にはしっかりと正面から国民に顔を向けて欲しいし期待する.
ともかく世の中をここまで悪くして来たのは,戦後の「民主主義教育」を受けたであろうSEALs世代より上の年配世代だ.これを軌道修正するには一見遠回りの様にも見えるが,二世・三世の政治屋政治・高見の見物の観客政治やお任せ政治ではなく,可能な限り一人一人が自主的に参加してその意思表示をする「参加型政治」に年配世代も若者世代を意識を切り替え,私達の人々の国民の自由と民主主義を守りましょう.SEALsご苦労さま.総がかり・市民連合にはこれからも応援参加.(2016年8月29日)