SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、Students Emergency Action for Liberal

Democracy)は201553日、安倍首相の政権運営や憲法観に対して危機感を感じた学生らが発足させた。同年65日に成立した安全保障関連法に反対する国会前での抗議デモを主催していた。

 安倍政権の問題は多くの人の認識していたことであったが、今一つ運動としてのまとま

りがない中、シールズは毎週国会前のデモを繰り広げ、それが、2015830日「戦争さ

せない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」主催国会前デモに12万が集結した。動員

数では1960年の日米安保条約反対以降の数とみられる。

 そして、その活動は野党共闘成立にも貢献した。

 SEALDsの活動がなかったら、安保関連法案への反対運動はさおほど盛り上がらなかっ