A:事実関係 ウォール・ストリート・ジャーナル紙3 29 日「【社説】もう「独裁者」ではないトランプ氏、米国のチェック・アンド・バランスには盾突けず

ある程度予想できたとはいえ早かった。われわれが頼りにする「社会通念」がドナルド・トランプ米大統領を危険なファシストと呼んでから、と決めつけるまでに、一瞬振り返る暇さえないほどだった。

主要メディアがムッソリーニやヒトラーを引き合いに出し、新大統領は「民主主義の規範」への脅威だと断じたのは最近のことだ。ワシントンポスト紙は「民主主義、暗闇の中に死す」ともったいぶったスローガンをお披露目した。イエール大学教授で歴史家のティモシー・スナイダー氏やダートマス大学の政治学者ブレンダン・ニーハン氏などはマスコミでちょっとした時の人となり、2017年の米国は1930年代の欧州に見られた独裁政治に向かう時だと予言した。

 そんな騒ぎももは