１： 日本が、社会として、崩壊、或いは敗者の道を進んでいることは間違いない。
２： 第二次世界大戦以降、日本は奇跡の経済発展をとげ、世界第二の経済大国になった。当時、世界はいぶかった。何故日本はこんな大国になったのであろうかと。ドイツですら、日本に特別の調査団を出した。
様々な理由が掲げられたが、常に高い教育水準、高い労働力に質が挙げられた。
３：しかし今日全く逆の現象が出ている。
経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）は９月１２日、２０１４年の加盟各国の国内総生産（ＧＤＰ）に占める教育機関への公的支出の割合を公表した。日本は３．２％で、比較可能な３４カ国中最低だった。前年は３３カ国中３２位で、２年ぶりに最下位に転落した。
英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション（ＴＨＥ）」は５日、今年の世界大学ランキングを発表した。日本からは東京大が４６位（前年３９位）、京都
コメント
コメントを書く安倍政権を倒し、野党共闘政権を樹立したら、ここに並びたてられたような、日本の国家としての問題が解決できると誰が思うだろうか。孫崎氏はそう本当に信じているのか。
孫崎先生のおっしゃる通りです。
特に北朝鮮問題に取り組む安倍氏たちの常軌を逸したはしゃぎぶりには驚きました。金正恩が東条英機だったら、東京は今頃吹き飛んでいるでしょう。
米国は東京が吹き飛んでも中国を揺さぶれると考えている。断定してもオーバーじゃない。米国はそういう風に考えて13州の領土から始まって今や大英帝国を凌駕しているのですから。
米国の深謀の罠にかかっているのも知らない安倍政権のノーテンキ。そういう集団に操舵させていて不沈空母日本故に、この空母に乗船している国民は一刻ももたもたしている訳には行きません。
>>1
安倍氏以外だったら誰でもいいですよ。しがらみのない人間だったら。瓦解の道を避けるだけなんですから。
企業が成功体験に胡坐をかき、トップが配下をゴマスリ、ヒラメの無能な子飼いで固め始め、やがて「頭」から腐り出して潰れる。ありがちなことだが、日本全体も大まかに言えば、バブル期以降、同じ経過を辿って今に至っていると思う。「成功体験」と言っても（米欧並の）物質的に豊かな社会を手に入れただけ。本来ならあのバブル期にこそ「今後、日本は何を目指すのか」具体的な戦略を打出せるほどの国民的議論があるべきだったが、日夜ノーパンしゃぶしゃぶ。
「常に高い教育水準」が挙げられた件、この時期ライシャワー氏によれば、大学「前」教育の優秀性であって、日本の大学制度にはかなり欠陥ありとのこと。結局、その後も欠陥は殆ど改善されないままなのでしょう。
更に曰く、「日本の知識人はとかくきわめて理論好きです。彼らの多くは事実からその理論を得たり、理論を現実に適用する能力よりも、理論そのものに固執する熱意のほうで際立っています」
形に拘り、中身なし。そういう社会がライシャワー氏の頃から むしろ悪化。それが教育にも露骨に顕れ出した。アベはお誂え向きの首相なのだろう。
もう打つ手はないのでは。民進党からは離党者がボロボロ、山尾さんは引き摺り下ろされ、選ばれた前原代表は共産党との共闘に否定的、予定していた社民、自由との党首会談もキャンセルして安倍首相の臨時国会冒頭解散への備えて党内体制の立て直しにおおわらわ。小池新党の日本ファーストとやらの若狭党首は「一院制」なるものを目指し、その為に憲法改正をするとのたまわっている。
真剣な野党はもう共産党しかない、しかしこれが国民に人気がないと思っているのなら、絶望的じゃないですか。そのうちアメリカが北朝鮮に軍事的手段をとり、日本は前線基地になって核ミサイルの脅威に晒される。森友、加計学園疑惑は雲散霧消し、これからもずっと安倍政権が続く。民進党や野党の皆さんはこの現実に目を覚まし、真剣に戦略を立てるべき時でしょう。「共産との共闘は政治信条がとうのこうの」等と”のほおん”としている場合じゃないでしょう、今、破滅に向かってまっしぐらに進んで居るんですから。
前原民進党は、民進党の議員が増えることを最優先にすべきでしょう．安倍政権は、自民党内で、福田氏だけでなく批判する人が多く出てきており、批判者だけでなく浮動票が自民党に代わって投票しやすい野党連合が、賢明な選択になるのではないか。