A:事実関係
安倍首相の苦境、米メディアも注目「危険な会談に直面」(朝日新聞)
北朝鮮や通商の問題が話し合われたトランプ米大統領と安倍晋三首相との17日の首脳会談に関し、米メディアの注目は、森友学園や加計学園をめぐる問題などで苦しむ安倍氏の現状にも及んだ。
CNN(電子版)は17日、「日本での支持急落の中、安倍氏は北朝鮮問題で危険なトランプ会談に直面」との見出しで報じた。
CNNは「安倍政権は北朝鮮を信じるなと忠告してきたが、米国と韓国が対話に動いたことで無視された」と指摘。その上で「急速に変化する北東アジアで取り残されないよう、(北朝鮮の)金正恩(朝鮮労働党委員長)との直接対話まで模索している」と苦しい状況であることを強調した。
ニューヨーク・タイムズ(電子版)は16日、「スキャンダルまみれの安倍首相、トランプ氏に会う」との見出しで詳報。トランプ氏に続き、年内にも
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コメントを書く安倍首相訪米の目的は、3点があげられる。
①北朝鮮対応。米韓中の外交交渉の蚊帳の外にあるが、何とかその中に食い込みたい。
②拉致問題があたかも主要議題になったと思わせる国内対策。
③鉄鋼25%関税除外。
トランプ大統領の目的は、1点しかない。
①TPPでなく、FTAで日米経済協定を結び、長年にわたっている日本に対する屈辱を晴らし、米国に有利な協定を結び米国民の支持を得たい。中国より、日本に対する経済的損害意識が高い米国民の声を代弁することになり、中間選挙にに有利に働く。
「飛んで火にいる夏の虫」そのものでしょう。安倍首相の存続も危うくなってきた。山崎、小泉、小池、二階4氏が会談したと、今朝のTBSラヂオが伝えていた。前回腹痛でなく引導を渡したのは、二階、小池両氏であり、また、同じような歴史が繰り返されようとしている。
孫崎先生のこの記事から読みとれることはトランプ氏が安倍氏に対して求める項目の一番目が貿易の不均衡の是正、一方、安倍氏がトランプに求める項目の一番目が拉致問題の解決の糸口を米朝会談の結果として頂戴することだということですか。
もう既に二人の会談が終わり、トランプ氏からはFTAを求められ、安倍氏は困惑していることでしょう。安倍氏は拉致をテーブルに載せるよう頼み、トランプは「よしゃ!」と答えたらしいが、どう考えても、リップサービスを超えることはないでしょう。安倍氏にとって今回の会議は成果がなかったと言えましょう。一説だと、ゴルフをトランプの方から誘い、安倍氏がそれに応じたらしいが、安倍氏のスコアはどうだったか、ひどいスコアだったに違いない。
忘れてならないのは、米朝会談のプロモーターは文大統領だということ。文さんは、半島の非核化に向けて鋭意動いている。米朝休戦協定の廃止と非戦協定の締結、そして、南北平和協定を視野に入れて中国、ロシア、米国を巻き込み東アジアの平和に向けて動いているのです。
何度も言うが、安倍さんは文さんの夢実現に協力すべきなんです。そういう努力の延長線上でしか拉致問題の解決はあり得ないのです。安倍政権の内政はめちゃくちゃだが、外交はもっとひどい、目を覆うべき状況。内閣総辞職が相当だと私は思いますね。