福島瑞穂(社民党副党首)論座:「DV宰相、安倍晋三」福島瑞穂が綴った内閣退陣6つの理由:
私は社会の中で人々が萎縮したり、忖度(そんたく)したりするのではなく、もっとみんなのための社会、政治を実現したいと思っている。だから、安倍政権は退陣すべきである。嘘で塗り固められた腐った政治の上には何も積み上げることはできないし、ここから未来を切り開いていくことはできないからだ。
象徴的な例がある。今年4月から、小学生は「道徳」を検定教科書で勉強することになった。子供たちに「嘘をついてはいけません」と教えておいて、政治の世界が隠蔽(いんぺい)や改ざん、虚偽答弁の世界であったら、子供たちは大人を信用しないだろう。何てひどい世界だろうか。
安倍政権が退陣しなければならない理由は少なくとも6つある
一つ目は、国民の生活、雇用、農業、そして地域を破壊していることだ。例えば、
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コメントを書く福島女史は「こんな安倍政権に国民への愛があると言えるのか」と問う。彼女への私の答えは「安倍政権に国民への愛があるかどうかは定かではないが(たぶんいくらかの愛はあるだろう)、安部氏が政権担当者として他の政治家、たとえば福島瑞穂よりも、ましだと思っている」。
福島氏のご指摘は間違っていない。その通りである。
問題は、福島氏は我々と違って評論家でなく、打開策が求められる。言行一致が政治家に求められている一番大切なことでしょう。正しいと思っても、数が得られなければ、正しいことにならないことを銘記すべきであり、言うだけ番長は卒業すべきでしょう。聞いていてむなしいだけです。行動力が求められているのです。
①今までの選挙で明らかなことは、自民党単独では、第一党を維持できる票が確保できないということである。
公明党の協力がなくては、政権を維持できない。
②野党共闘で一番大きな問題は、共産党の扱いでしょう。プラスの要素とマイナスの要素が微妙に得票数に影響してくる。
③政権選択のイデオロギー格差をどのように低減していくか、大きく変わるという国民の不安をどのように埋めていくかが問われている。
④自民党と大きく違った政策を国民が求めているわけでなく、自民党の政策で国民が求めていないものを是正する政策が求められているのであり、全面的に否定しようとすれば、野党が政権を取れるチャンスは巡ってこないのでしょう。
民主党政権が誕生したときのように、野党の在り方をまとめられる人が現れるか、現れなければ、政権獲得の軍師として、今一度小沢さんの登場が欠かせないのではないか。批判ばかりで、言行不一致、自ら自民党に代わろうとする意欲に欠ける小粒な平均的国民程度の政治家ばかりでは小沢さんの代わりができる人見当らない。
福島先生のおっしゃる通り安倍内閣は失格ものです。しかし、この内閣は倒れないのではないでしょうか?私は大いに危惧しています。
その理由は米国の戦争屋が強く支持しているからです。現に安倍氏はカケモリは大きな問題でないとの主旨を堂々と発言して涼しい顔をしている。でも、この傲慢は米国の戦争屋の支持だけで支えられるのだろうか?いや違う。他に在る。それは日本人の心にしっかり植え付けられた国体信仰なんです。そして今、信仰の中核を占める天皇をアウフヘーベンした星条旗が加わっている。
私はなしさんが説く「鰯の頭を有難くいただく愚か者」として安倍一統をこき下ろして来たが、簡単には片づけられない厄介な病根が日本人の心にしっかりあるのに気づいた。その病根を新進気鋭の若い学者白井聰氏が「国体論」(菊と星条旗)に深く論及している。
それに従えば、安倍氏は東条内閣末期を無意識に現に演じているということになるのです。白井聰氏の日本近代史では明治維新後77年目に日本人は菊とともにポツダム宣言を受諾した。そして今、ポツダム宣言後77年目にして星条旗と共に挫折しているということになります。
福島先生は立派な人ですが、その言説だけでは、日本は星条旗と共に死ぬか、星条旗を相対化出来るか、瀬戸際にあり、それが日本人が解決しなければならない大問題であることを忘れているかの如き印象を与えるのです。
お隣の韓国は星条旗を相対化することに必死の努力をしている。そして成功しつつある。日本はトランプを狂人にするのでなく、賢人にする方向に努力すべき時期にあるのです。確かに日本人は東条内閣時に反戦を説くのは不可能だった。でも、今は違う。カケモリなんか小さい問題だと思う星条旗国体信仰の日本人にどうリスクを説くかが政治の根本問題ではなかろうかという思いにかられるのですが。
安倍政権は、「国民のための政治」ではなく、「自分のための政治」に徹していることが問題なのだ。
森友学園が、おべっかを使ってすり寄ってきたら「素晴らしい教育方針」と賛美して、国有地をほぼ無償で譲渡したが、昭恵夫人の関与が明らかになったら、篭池氏を詐欺師扱いして留置時用に閉じ込めた。「総理も議員も辞める」条件も「贈収賄」に限定し始めた。加計学園も、嘘の積み重ねで愛媛県などの広大な土地を無償譲渡させている。
働き方改革とは、日本の優秀な頭脳労働者を過労死させ、経済発展の可能性をなくす法案である。これにより、日本人のノーベル賞受賞もピリオドを打つのは確実だ。
福島氏は良心的な議員に違いない。しかし、かつて生放送でゲスト出演された際もそうだったように不満が残る同じ論調と思う。しっかり者の風紀委員が不良どもに「あなたたち、校則違反でしょ!」と言っているだけ、あるいは、パワハラ/セクハラの相談を受けたカウンセラーが問題の上司に「パワハラ/セクハラは いけないことです!」と言っているだけ-そんな印象しかない。東大出の弁護士出身ならば、それで不良やパワハラ/セクハラ上司をを制圧できないのは百も承知だろう。相手は痛くも痒くもない。お飾りのキャロライン大使は「米国は安倍政権を支持する」と言い残して去ったのでなかったか。警察/検察はアベを捕まえないと保証した瞬間だ。
それとも、実は福島氏も凄まじい闘いを日々続けているのだろうか。
孫崎さんや天木直人氏といった方々は、現役時代の地位ならではの得難いご経験によって、一般人が日本の外交や官僚を見る目を開かせてくれた。実態のイカサマぶりが多くの人の知るところとなった。
その伝で言えば、福島氏もこのような分かり切った論でなく、国会議員だからこそ知り得た事、できる事を踏まえて国民を開眼させ、アベを制圧するための別の手立てを講ずるべきでないか。さもなくば、支持率上げるためだけに終始する、アベの上っ面なパフォーマンスと大差なし。だが、恐らくは全て計算済みで敢えてタブーには切り込まないのだろう。良心的議員でもその程度では国民は救われない。
福島瑞穂さんは以前通勤途中の駅前でよく演説しているのを見た(朝は忙しいので話を聞いている時間はないが)。小柄だがしっかりした話し方で本当に一生懸命有権者に訴えているのが感じられた。テレビの討論会等でも真面な事を言っているのだが、何故か選挙では票が全く伸びない。理由は何か、例え福島氏の主張がいくら正しく理に適っていようが、長年の自公連立与党の悪政に失望し慣らされきって体中に毒が回ってしまった有権者の耳には、その様な主張が如何にも空々しく今の日本の政治環境では通じそうもなく非力である事を思い知らされているからか。「理想と現実」等とよく言うが日本社会を覆う一種の絶望感の裏返しの様にさえ感じられる。