A:事実関係(便宜上、ウィキペディアによる)
サウジ石油施設攻撃は、2019年9月14日にサウジアラビア東部のアブカイクとフライスにあるサウジアラムコの石油生産プラントを標的として行われたドローン攻撃。イエメンのフーシによる攻撃声明が出されたが、アメリカ合衆国はイランがその背後にいるものと断定。イエメン内戦へのサウジアラビアの介入を巡る一連の出来事の一つ。
サウジアラビア内務省によれば標的となった施設では大規模な火災が発生し、数時間後に鎮火されたものの復旧には数時間を要した。そのため、サウジアラビアの石油生産量の約半分、世界の石油生産量の約5%が減少し、国際金融市場を不安定化させている。
攻撃は複数のドローンによって実行されたものとされ、当時施設の近くで録音されたアザーン(イスラム教の礼拝を呼びかける声)に機関銃の銃声が混じっていたことから、警備員がドローンを撃ち落とそうとしていたと見ら
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自分(今ではチェイニーだったとばればれ)が9.11をやって、犯人はオサマだと叫んで、イラクとアフガンに侵入した米国だ。今度の事件も眉唾で考えざるを得ない。私には少なくとも次の疑問がある。
1.サウジはペトロドラーの供給国。米国世界支配のかなめの一つ。サウジは米国の中国征服にとって橋頭保としての日本の重要性を遥かに上回る。故にサウジはイスラエルと並ぶ米国の完全保護国家だ。なのに、デフェンスを米国が怠った。何故。オサマがハイジャックしてニューヨークを攻撃した時、米国の戦闘機は全くスクランブルしてなかった。今度もやらせと言えないか?
2.イエ―メンが犯行声明を出しているのにそれを無視して、イランの犯行と言うトランプ。ヒラリーとオバマがウクライナ侵略した時、マレーシャ民間機が上空で撃ち落された。その時、ヒラリーとオバマは「プーチンがやった」と叫んだ。それと全く同じ。
米国の國際政治は、日本の国内政治と同じく漫画チックになってませんか。
1960年代までの中東、とくにイランとサウジを知っているものとっては、隔世の感がある。当時は北イエメンと南イエメンと別れており、北は軍のクーデターで内戦となり、親米英の王政派と親ソ連の共和国で対立していた。南イエメンは、反英闘争し,左派勢力が人民共和国として独立し、マルクス・レーニン主義を掲げていた。当時イランはハーレビ王朝であり、米英に与していた。時代が大きく変わり、体制が大きく変わり、何が何だか分からなくなっている。
大規模爆撃でなく、ピンポイント標的爆撃が攻撃の主体になっている現在は、核保有国、軍事大国にとっての武器の効率性、経済性比較において、今までの概念が一変している。現在のところ、米国も中国もロシアも政府としての正式コメントが出されていないというより、具体的対処ができなく、声を失っているというのが、現実的見方ではないか。
今まで、貧者の兵器としては、化学兵器があり、生物兵器があるが、国際的に使用が禁止されている。無人機に貧者の爆弾を積み、遠隔操作で標的に突っ込むが、低空のため、レーダーに探知されにくく1500キロも航行でき、能力がミサイル以上という。
イスラエルの「徘徊型自爆ドローン」はのキャニスターに入れ、背負って持ち運びができ、重量は3.2キロ以下であり、戦略的要人を攻撃・暗殺ができるが、従来の精度をはるかに超えている。
テロが人間の自爆でなく、高度にAIの進んだ無機質の無人機の攻撃を受けるとなれば、政府要人の警護など守るべきものがいつも危険にさらされることであり、「一生懸命人を殺すために開発した兵器で、何のことはない己が殺される。」ことになろうとは皮肉である。米国、中国、ロシアなどが兵器の高度化、拡大化度競う時代は終わっているのではないか。