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かつてご紹介のチェコのジョーク(共産体制時代)-
「サッカーの試合の結果の点数が報じられたら、100%信じてよい。天気予報が出たら50%信じていい。政治の報道が出たら0%信じていい」
この意味するところは、独裁者は自らに無害なことにはフェアに振舞うが、利害が絡むことには形振り構わない、自らの利益しか考えない━こういうことだろう。独裁者と国民の力関係が余りに非対称だから そんな無茶が罷り通る。
> 米が過去の約束を反故にしているのです。
これも同じことだ。だが、米国(DS)の辞書に「驕る平家は久しからず」も無い。
ソ連は、孫崎先生のおっしゃる通り、騙されたのです。
米国は変な国で騙すのは別にお咎めなしです。思い出すに、クリントン大統領のユーゴ破壊はすさまじかったです。米国は騙すのが甲斐性があると見られる国ですから、中国もロシアも「もう許せない」と考えているようです。
おばかちゃんの日本では自民党員から若者までメデイアの太鼓に扇動されすっかり「嫌露嫌中シンドローム」に罹ってます。
幸い、米国が内政(ワクチンの嘘等)に失敗し、中国とロシアが一切引かないのにひるみ、加えて、共和党が党大会でトランプの不正選挙主張を認めたことから、バイデンのレイムダックが始まってます。
それに気付かない日本は今年秋には大恥をかくことになりましょう。
昨日の「エマニエル駐日大使の「北方四島に対する日本の主権を(米国は)1950年代から認めている」とのあまりにも無責任な発言にせよ、トランプ時代の世界を引っ掻き回す言動と言い、北京オリンピックに対するヘイト丸出しの外交茶番劇と言い、今回のNATO拡大に関する西側指導者の過去のいきさつを無視した言動を見ていると、つくづく米国とは信用ならない国だなあと思わざるを得ない(ほかの国が信用できると言いう訳じゃないが)。
日本は既に日米同盟にどっぷりと浸かり切っており、容易には逃げられないのだろうが、せめて国際的に中立的な立場をとる事でその様なLike-mindedな国々と連携して国際政治の好環境醸成を計ろう等と言う事は儚い望みなんでしょうかねえ。
ロシアへの経済制裁に加担し、逼迫している天然ガス需給状況の中、その際は欧州におすそ分けをしろと言われているし、これからも何を要求され、つい従うことになるのか、困ったもんだ。
メモランダムを羅列しているが、署名あるメモに言及していない。
ウクライナの状況は、米国側から報道陣に流れている内容で判断するしかない。実際のところは事実と大きく異なっているのでしょう。戦争の危険が迫っていることを極度に煽っているといえる。
現実的に、ロシアがキエフまで侵攻しウクライナを崩壊させるというシナリオが行われるかどうか、まずありえないと考えるのが常識的でしょう。国家崩壊になるはずがなく、ゲリラ戦などが多発して,侵攻したが長期間の消耗戦に引き込まれてしまう。ロシアの侵攻戦略は米国にとっては兵器の需要が起きるわけであり望むところでしょう。ロシアは制裁を受ける中で消耗戦に耐えられるわけがないでしょう。
ロシアは勝てない戦いであり、どのような決着を図るかが焦点であり、プーチンの悩みは大きく、五輪での「居眠り」報道がわいてくる。
日本ではロシアは弱くて米国は強いと信じる人が圧倒的に多い。自民党のトップから子供にいたるまでそう信じているから恐ろしい。
で、米国が強いかと言えば必ずしもそうとは言えない。米国は内部の矛盾が深刻になり内部崩壊しつつある。
米軍産の兵器が時代遅れになりつつあること。
製薬ファッショの弊害。
遺伝子組み換え食物。
兵器ビジネスは利益第一だから、性能が低下する傾向にあり、製薬も利益第一で製品の副作用弊害に対しても最近責任が回避されていて米国人の健康は損なわれるばかりだ。遺伝子組み換え植物は米国人の免疫機構を弱めている。
それを説明するのに、コロナパンデミックによる米国の被害をインドのそれと比較するだけでも十分と言えよう。
昨日現在 米国 印度 (単位:万人)
感染者 7656 4233
死者 90 50
更には、米国ではワクチン接種の副作用が深刻だ。
米政府の公式発表だけでも去る1月末現在、
死者23,000人、全身麻痺(ギランバレー症候群等)41、000人。米国の信頼できる筋によると、実際は、この10倍は最低でも発生していると言っている。
米国は台湾やウクライナを持ち出して中国やロシアに喧嘩を売る能力は無いと判断するのが妥当ではなかろうか。
以下ポツダム宣言の現代語訳の一部をコピペしました。連合軍占領軍は朝鮮戦争を口実に【平和的傾向を帯び、かつ責任ある政府が樹立】されたのに77年の歳月が経つのに首都圏と沖縄や日本各地の要衝に大規模に基地を展開しており、約束違反は明らかです。
日本は産業の維持を許される。そして経済を持続し、正当な戦争賠償の取り立てに充当する。しかし、戦争を目的とする軍備拡張のためのものではない。この目的のため、原材料の入手はこれを許される。ただし、入手と支配とは区別する。世界貿易取引関係への日本の事実上の参加を許すものとする。
連合国占領軍は、その目的達成後そして日本人民の自由なる意志に従って、平和的傾向を帯び、かつ責任ある政府が樹立される限りにおいて、直ちに日本より撤退するものとする。
確かにそうなんですけど、吉田氏が米国の戦争屋から半ば強制的にサンフランシスコ条約を結ばされて、その時から米国の事実上の属国になってしまいました。
お隣のフィリッピンはさすがのもので植民地状態から独立してその後米基地を追放したのに自民党はむしろ逆に米基地様様で完全に利権化にも成功して今や米国とつるんで戦争を起こそうとする始末です。
中国は列島全体にやられたらどう反撃し始末するかに日夜思案し準備しシミュレーションしているところです。
米国が悪いと思っていて、孫崎さんの記事を読んでやっぱり米国が悪いんだとおもうようなヒトビトには、とくに考察など不要なのだろうとおもう。
しかしこういうレポートを読むと、はなしは簡単ではないのだろうなとわたしは感じる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd8419415de12d4b2a9fd356d376f5e4104d5831
なにか決定的な書証でも出てこない限り研究者のあいだでも水掛け論だろうし、決定的な書証など出てこないだろうとおもう。
わたし個人の心証は、ゴーゴリの「検察官」だったのかなというものだ。つまり米国側のいうことを、ロシア側が勝手に自分の文脈でとらえてしまったというものだ。
その背景には日ソ中立条約を破ったことにも見られるような「約束」はチカラで上書きできると考えるロシアの法意識もかいまみえる。(米国も「約束」はチカラで上書きできると考えるヒトビトだが、そこには自分勝手ではあるものの、リクツがつく。ロシアにはそれすらない)。「約束」はチカラで問答無用に上書きできると考えるから、成文の条約を結ぶことにたいしてこだわらなかったのだろうという仮説だ。
結局のところ、東方拡大しないという約束があったかどうかという議論はたいして実りがないと考える。それよりも、なぜNATOは放っておいたら東方拡大するのかと考えてみてはどうだろうか。
その補助線として、ソビエト崩壊後、実際にNATO加盟国は増えているが、それらの国々を別に米英仏独などNATO主要国が脅して加盟させたわけでもないし、加盟したことを後悔しているというはなしもきこえてこないという事実を加えてはどうか。つまり、NATOにあらたに加盟した国々は満足しており、東方拡大させないというのは、完全にロシア「だけ」の都合ということになるだろう。
付加するが、孫崎さんの記事中で個人的に興味をひいたのは、
ベーカーはソ連外相に中立的(どのブロックも属さない)ドイツは疑いなく自己の独自の核を持つであろう。しかしながら変化したNATO内のドイツは独自の核兵器を必要としない。
という部分だ。つまり統一ドイツがNATOから脱退するのであれば、統一ドイツは核武装するだろう、ロシアがそれがいやなら、統一ドイツはNATOにとどまるべきだ、とベーカーが言っているということになるとおもわれる。いろいろと示唆が多い。