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この「歴史的事実関係」も言わば孫崎さんの準「耳タコ論」だ。
> 緊迫するウクライナ情勢と北方領土問題を重ねることで、日本の協力を促し、ロシアをけん制する狙いがあるとみられる。
ロシアをやっつけるためには嘘八百だろうが何でもアリだ。嘘でも何でも受け入れる隷米(DS)が染み付いた日本には「お誂え向き」くらいに思っているのだろう。つまり、予想通りエ大使は日本/日本人を舐め切っている。
本来 真っ先に日本政府/外務省こそが係る耳タコ論をもって抗議すべき状況のはずだが、連中はエ大使のケツを舐めるのが精々だろう。天木直人氏メルマガによれば、先月下旬に着任したエ大使は「相手国元首への信任状手交」という「公式外交 開始前に行うべき国際慣例」を無視して さっそく岸田首相と会談している。一方、「1年ほど前に着任した韓国の姜昌一駐日大使はいまだに一度も岸田首相と会談していない。」「まさしく米国の大使は、日本の天皇の上に位置する存在だということだ。こんな外交が許されるのは米国だけだ。」━情けない限りの日本でないか。
時代が変われば、時の政府によって、約束事が反故になることはいくつも見てきた。
英国から中国に返還された香港に「香港特別行政区基本法」と「一国二制度」という独自のシステムが取り入れられたが、
2020年6月30日に「香港国家安全維持法」が取り入れられた。
香港以外の中国の他地域では認められていない集合の自由や表現の自由、独立した司法、一部の民主的権利が保護されていたが、すべてはく奪されてしまった。
今回、北方領土元住民の返還要求に対して政府がロシアと交渉している中で、着任駐日大使が日本の要求に沿って行動を共にしていただけるのは日本国民としては非常にありがたいことです。
私はchangeさんの発言には疑問を持つことが多々あるのですが、今回の記述は、日本が・サンフランシスコ平和条約、1951年9月署名第二条 (c) 日本国は、千島列島並びに日本国が千九百五年九月五日のポーツマス条約の結果として主権を獲得した樺太の一部及びこれに近接する諸島に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄する。(9月6日署名)を反故にしたらいいと主張されているのでしょうか。あるいはこの条約の存在・意義をご存じないのでしょうか。
大戦後、1956年10月に鳩山一郎とソ連ブルガーニン首相はモスクワで「日ソ共同宣言」に署名した。
経過を見れば異論が出てくるが、返還交渉は「日ソ共同宣言」に基づいていくべきではないか。
交渉では、北方領土をめぐってソ連側は歯舞群島、色丹島の「二島返還」を主張した。日本側は国後島と択捉島を含む4島返還での継続協議を要求したため交渉で折り合えなかった。」
共同宣言では「ソ連は歯舞群島、色丹島を日本に変換することは同意する。ただし、これらの諸島は平和条約が締結されたあとに現実に引き渡すものとする。」と明記された。
ダレスの恫喝は、「4島返還でなければ沖縄返還しない」ということであり、米国の北方領土に対する考えと今回着任大使の言っていることに齟齬があるように見ていない。
>>4
香港を持ち出さないで下さい。香港はCIA出の戦争キチガイで「鬼畜中国」とののしるほどの嫌中で且つ中国征服を腹に持った男(ポンペオ)が国務長官に就き香港学生運動を遠隔操作で扇動して謀反を起こさせたから、中国人民解放軍が仕方なく出動したのです。
中国政府としては香港は自由世界への窓口でもあるし、大英帝国時だからの香港の金融センターを米国と共に仲良く使って行きたかったのに「親の心子知らず」で何を勘違いしたのか香港の学生たちは米国の植民地に香港をする方向に激しく向かったので仕方なく征伐しました。
因みに、台湾の若者は香港みたいにのぼせません。彼らは大人です。大陸とも、日本とも、米国とも自由に取引できるのをエンジョイしてます。ただ、日本の右翼と米国の右翼がでたらめやると本格的に台湾に人民解放軍が出動するでしょう。そのことを中国の新任の駐米大使が先日米国に警告を発しました。
CHANGEさん お判りでしょうか。中国は本気で米日の戦争キチガイどもと渡り合う覚悟でいますよ。
change さん。誠実な議論は先ず相手の質問に答え、その後自分の論点を説明する過程を取ります。
私の質問
「 私はchangeさんの発言には疑問を持つことが多々あるのですが、今回の記述は、日本が・サンフランシスコ平和条約、1951年9月署名第二条 (c) 日本国は、千島列島並びに日本国が千九百五年九月五日のポーツマス条約の結果として主権を獲得した樺太の一部及びこれに近接する諸島に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄する。(9月6日署名)を反故にしたらいいと主張されているのでしょうか。あるいはこの条約の存在・意義をご存じないのでしょうか。」自説展開の前に、質問にお答えいただければ幸いです。
日ソ平和条約交渉の経過に「放棄と反故」の事実関係をコメントいたしましたが、一筋縄では解決しない問題としてとらえています。ご理解いただけないのは残念です。
孫崎さんのNo.5質問に対しては、サンフランシスコ平和条約の解釈問題もあるとおもうが、より根本的には、日本共産党が主張するように「領土不拡大」という第2次世界大戦の戦後処理の大原則を連合国側が破った」という問題を指摘すべきである。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-09-19/2021091902_01_0.html
これは、北方領土をめぐる「いきさつ」のひとつであり、孫崎さんがウクライナにおけるNATOの東方拡大問題で「いきさつ」を重視し、日本の北方領土問題で「いきさつ」を重視しないのは、ダブルスタンダードである。もしウクライナにおけるNATOの東方拡大問題で「いきさつ」を重視しないなら、残るのは、ウクライナにおけるNATOの東方拡大を制限する条約などないという事実のみである。
補論しておくと、サンフランシスコ平和条約では日本は沖縄も放棄している。しかしその後米国は、米軍基地があるという不十分なかたちではあるが、沖縄を返還した。この点はロシアよりもはるかにまともだとわたしはおもうが、孫崎さんのとりあげかたをみると、沖縄については厳しく問題を指摘する一方で、北方領土ではロシアの現政策に妥協的で、シベリア抑留等のほかの「いきさつ」も(画家はとりあげても問題そのものは)取り上げたことをみたことがない。
「内政干渉」についても孫崎さんはダブルスタンダードである。ウクライナの東部が独立するなど、ロシアの関与なくしてできることではなく、典型的な、ウクライナへの内政干渉であるが、孫崎さんはこの点は無視する。ロシア系住民の人権問題はたしかに重要な課題だが、それはたとえばPKOなどの方法で解決すべきであり、東部地域をロシアに実質編入することで解決するのは、人権を口実にした侵略といわれるべきで、欧州ひいては世界の情勢をいっそう不安定化するものである。朝日新聞の社説もこの点を指摘しているのであろう。
ウイグルについては、そもそも独立すべき地域であったウイグルを漢族が侵略しているのであり、独立国であるウクライナの一部をロシアが侵略している問題とは根本的に異なるというのがわたしの立場だが、わたしもウイグル独立が簡単にできるとはおもっていない。しかし、ウクライナのロシア系住民の人権が問題であるように、ウイグルの人権も問題であり、この点を区別しているようにみえるのは、孫崎さんの第三のダブルスタンダードである。
なお、先日も書いたが、孫崎さんがこの場に降臨なさるのは、侮辱の横行を抑制し、秩序を維持する効果があり、わたしは大歓迎している。わたしを侮辱したヒトビト(二人だけではないことは強調しておく)も、孫崎さんの前ではシレッとしているのを、おもしろくながめている。
しかし、この場と異なり国際社会には「孫崎さん」はいない。この点は、わたしの国際情勢認識の根本的な視点である。