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さて、前に書いたがイスラエルは客観的に見てウクライナ支持など
していない。
少なくとも具体的には。
ロシアの狙いはなんなのだ。
失礼なことを言うな、あんなネオナチ国家の支持はしていないとの
セリフをイスラエルに言わせて。それを世界に聞かせることなのか。
それとも実際、イスラエルのウクライナに対する冷たさを世界に注目
させようというのか。
外交のつばぜり合いは素人にはわかりにくい。
発端は、イスラエルが4月末にホロコースト記念日を迎えたが、5月1日に記者団がラブコフ外相にヒトラーユダヤ人問題に言及した。
記者:ゼレンスキー大統領はユダヤ系であるのに、なぜロシアはウクライナの「非ナチス化」のために戦っていると主張できるのか。
外相:私が間違っているかもしれないが、ヒトラーにもユダヤ人の血が流れていた。ダカラ、ゼレンスキー大統領がユダヤ系であることは全く意味をなさない.最も過激な反ヤダヤ主義者はたいていの場合ユダヤ人だと懸命なユダヤ人は言う。
記者会見発表後、イスラエル政界は、右派、左派を問わず一斉に怒りの声が上がった。
孫崎さんの記事にあるようにベネット首相の見解が出されている。
「このような嘘は歴史上もっとも恐ろしい犯罪をユダヤ人のせいにし、ユダヤ人を抑圧した者の責任を解放しようとするものだ」
このような歴史的に重要なことを、ロシアラブコフ外相は「私が間違っているかもしれないが」という前置きをしてあえて発言したのか。プーチン大統領だけでなくラブコフ外相も国際社会を相手にして狂っているとしか言えない。
> ウクライナのゼレンスキー大統領のユダヤ人の起源は、ウクライナがネオナチによって運営されることを妨げていない
「ユダヤ人」のゼレンスキー大統領が、「ナチス」にウクライナが乗っ取られているのを許すはずがない━この解釈は誤りだ、とラブロフ外相は主張しているわけだ。
>「彼らが『私たちがユダヤ人なら、これはどのような非ナチ化であるか』と言うとき、ヒトラーもユダヤ人の起源を持っていたと思うので、それは何の意味もありません」
エルサレムポストはインタビューのこの前後を省いているようだが、RTでは次が出ていた(抜粋)-
2 May, 2022
イスラエル、ヒトラー発言でロシアに謝罪要求━テルアビブ、セルゲイ・ラブロフ外相のユダヤ人発言は「歴史的誤り」と指摘
https://www.rt.com/russia/554851-israel-condemns-lavrov-comment/
日曜にイタリアのメディア「メディアセット」の取材に応じたラブロフ氏は、ロシアのウクライナでの軍事作戦の目的の一つが同国の「非ナチ化」であることを強調した。
記者はウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領がユダヤ人であることに言及した。(「ユダヤ人≠ナチス」だから、ユダヤ人が治めている国に「非ナチ化」は必要ないでしょう?)
ラブロフは答えた。「間違っているかもしれないが、ヒトラーもユダヤ人の血が流れている。これは全く意味がない(「ユダヤ人≠ナチス」でない)。賢明なユダヤ人は、最も熱心な反ユダヤ主義者はたいていユダヤ人であると言う。どんな家庭にも黒い羊がいるものだ、と言うように。」
インタビューの前半で、大臣はウクライナのアゾフ大隊について、その戦闘員には公然と民族主義やナチスの考えを持つ人々が含まれていることを指摘した。彼は、アゾフや他の部隊で捕らえられた戦闘員は、制服にナチスのシンボルを掲げ、鉤十字のタトゥーを入れていると語った。彼らは「公然と『我が闘争』を読み、宣伝している」と、ラブロフはヒトラーの著書を引き合いに出しながら付け加えた。
*
ネットには「ヒトラーはロスチャイルド男爵の孫」といった情報が散見している。更には「ホロコースト犠牲者=600万人はデッチ上げ」等も見かける。「虐殺はあったにせよ、600万人など物理的に実行不可!」とする論だ。
アポロ11号の月面着陸と同様、ホロコーストについても「今まで まんまと騙されてきたのでないか?」と大いに疑う必要がある。既にラブロフ外相が指摘している「一極集中の世界を構築しようとする米国の欲望」とは、実のところ、米国を牛耳るユダヤ人の欲望に過ぎないのでないか。ユダヤ人の中には、大方の善良者とは別に、世界を騙そうが、どんな手を使ってでも自己中心の世界を作り上げたい欲望に駆られ続けている「少数派」も厳然と居るのだろう。
アングロ・サクソン・ユダヤはネオナチ・ゼレンスキーを隠すためにユダヤ人ゼレンスキーを世界に売り込み、日本を筆頭にバカ売れした。日本のコンビニにウクライナ支援募金箱がセットされ、小学校にも募金箱があるらしい。
ロシアにとってはそんな嘘は許されない。そこで飛び出した「ヒットラーもユダヤ人だった」とはロシア側もうまく考えたものです。事実だから仕方ない。且つ、イスラエルはパレスチナのアラブ人に対して、更には、米国のメキシコ系に対して行っていることはヒットラーのユダヤ人にたいしておこなっていることと全く変りは無い。両国とも痛いところを突かれたと言うことでしょう。
こういう口げんかは日本の首相から庶民に至るまでよく分からないでしょうね。ウイグル・ジェノサイドを信じて戦争まで起こしそうな勢いだから。実におめでたい。
>>2
ウイグル・ジェノサイドに比べれば、実に小さい。ラブロフの発言には権威の根拠が多々ありますよ。ラブロフはトップクラスの外交官。ちゃんと前置きはしている。
彼は狂ってません。イスラエルは痛いとこ突かれて逆切れしたのですよ。
>>6
ヒトラーは本当はユダヤ人だったというのはわたしは小学生の頃
から聞いていますが、どれも根拠薄弱な俗説です。
まあ、今でいう都市伝説ですね。
それがどうやらロシアにもあるのですね。
なぜそんな俗説が生まれたかわたしなりに考えたのは
どこかで聞いたのは、ホモセクシャルに対して不思議なくらい
暴言を吐いたりバカにしたりする人間は彼自身がセクシャルマイノリティー
である可能性が普通の人間より高いという可能性です。
それをどこで読んだす忘れましたが、人間にはそういうところがあります。
まあ、ヒトラーがもしも仮にセム人の血が入っていてそれを気に病んでいて
巨大権力を握ったならいかにもありそう、という気はします。
ただそれは有意な確率とはとても言えませんね。
屁は屁元から騒ぎ出す、とか、確たる根拠もなくひとを嘘つき呼ばわりする人間は
自分がよく嘘をつく人間だ、というのはありそうです。
それがありそうでも一般に当てはめるわけにはいきません。
ラブロフは、これが高等な外交タクティクスでないなら軽はずみです。
ただ、反ユダヤはヨーロッパキリスト教社会のどこにでも存在する
宿痾の業病ですよ。
ドイツのユダヤ人抹殺部隊がヨーロッパ中で活躍した時、現地人に
手伝だわせたのですが、どこでも熱心な手伝い人がいたようです。
悪名高いのはリトアニア、ハンガリー、ウクライナなど。
リトアニアではドイツの隊長がユダヤ人抹殺のリトアニア人の熱意は
我々をも上回ると感心したほどです。
リトアニアがソ連から独立した時には西側世界は諸手を挙げて祝福したの
ですがイスラエルは冷たく受け流しました。
祝電くらいは送ったか、それすら送らなかったか、昔のことで忘れましたが。
リトアニアがNATO入りした時には、これで将来のNATO拡大にイスラエルは
ないなあと思ったものです。
ただ、イスラエルにとって聞きたくない話でしょうが、ユダヤ人が仲間の虐殺を
手伝ったケースも少なくないのです。
自身がちょっと余分に生きるために。
孫崎さんの元の職場の大先輩がひとりでも多くユダヤ人を
救おうとビザを書きまくっていたとき、リトアニア人は
せっせとユダヤ人を殺していたのでしょうね。
私がこの話にちょっと物知りなのは兄が杉原千畝の
高校(なんと大学も)の後輩なのです。
昔よく聞かされました。
>>9
なしさんのお話にはいつも啓発されてます。今日のお話も私の興味をそそってくれます。
私にヒットラーをユダヤ人だと教えてくれたのはスペインのバルセロナからハノーバーの国際見本市にやってきていたスペイン人です。興味を持ったのでヒットラーの伝記等にざっと目を通したのですが、ヒットラーの母親に関する記述が極端に少ないのに気づき、やっぱりそうかと思って今日にいたり、ラブロフがそう言うのであれば、再度、やっぱりそうかと思った次第です。