孫崎享のつぶやき
本の推薦:小川糸『とわの庭』。高校生でも、大学生でも、組織に勤めている人も、定年後の人生を歩んでいる人も、人生の中で戦いの真っ最中で、時にポキッと折れそうに感ずる人はこの本を読んだらいい。ポキッと折れそうと感じたことのある人も読んだらいい。 私もくぐり抜けてきたのだと
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。
新着記事
- 健康寿命が長い人は「脚力」「バランス力」「柔軟力」「握力」が高い。「脚力」は歩くための筋力。特に鍛えたいのは、尻や太ももといった下半身の大きな筋肉。歩く、立つ、座るなど、生活動作に大きく影響。 「バランス力」は転倒しないための筋力。ペットボトル開けられないは要注意。 19時間前
- 全国高校駅伝 男子予選会、佐久長聖(長野)が優勝争いの最右翼(毎日)地区予選①大牟田2.03.25、②仙台育英2.04.00③八千代松陰5000m。平均タイム①佐久長聖13.56②仙台育英14.04③学法石川、女子神村学園(鹿児島)、仙台育英(宮城)、大阪薫英女学院の「3強」(毎日) 2日前
- 『私とスパイの物語』出版の顛末。よく出版できたと思う。ワニブックスの川本悟史氏に心から御礼申し上げます。当初の出版予定社社長より「この本は読者がつきませんよ」。つまり出版しない意思表明。困りました。この本には山上氏に夜殺害を否定する「安倍晋三元首相の殺害問題」が入っている。 3日前
- 欧州経済の終末、停滞、競争力の低下、トランプの難題。大陸は「存亡の危機」に直面。 EUがイノベーションの砂漠になっている。欧州の首都はすでに、税収が減少する中、急増する赤字の抑制に苦戦している。その結果として、極右と左派が体制を攻撃する機会を捉えて政治を急進化させている 4日前
- 米国世論調査、問「コロナワクチンは最も致死性の高いワクチンか」答え米国全体yes27%、民主党支持者yes17%、共和党支持者yes40% 5日前
コメント
コメントを書く昨日は「身体」の問題。今日は人間の特権である「心」の問題を取り上げておられる。社会制度は民主主義がよいか共産主義がよいかその他で考えていくべきかをいつも考えている「私」(万人でもある)が突き当たる壁である。
「心」の本質問題は、大きな絶対的信頼がおけるもの「宗教」に依拠するのが、世界的傾向であるが、日本人は自然の中に絶対的価値観を求め、社会的制度は「道」という普遍的価値観に求めてきた。その「心」を見事に表現されているのが次の文章ではないか
「異様な舞台設定、その舞台設定に何となく溶け込めないのを感じながら読み進めていくと、人間讃歌に代わる。庭、鳥、花、犬これらの描写が嵐の舞台を次第次第慈愛あふれる世界に導く」
社会制度に絶対的な物はなく、多くの人々が平等に幸せになり、世にあるものが生き生きと活発に生きている姿をそのまま見られれば良い。政治の世界とは別に人々は賢いから、制度が違っても生き生きと毎日を過ごしているのではないか。それを素直に受け取れず、干渉しあう、また批判し合うという不幸が強くなりだしている。悲しい人間の差別的「性」である。
ご著書を除く孫崎さんのお勧め本も幾つか読んでいるが、これまでハズレなし。「わたしを離さないで」には、日本社会の縮図を見たような気分も湧いてきた。よって、今回ご紹介の本も早速「気になる本」リストに加えたい。本、音楽、旅行/観光先、等々の「お勧め」は巷に溢れているが、自分にとっては「ピンとこない」ことも多い。「余り考えずに、手当たり次第に読んで、聴いて、出掛けりゃいいんだよ(笑」という声もあるが、そうした分野にも自分の感性に合った「目利きの画商」のような存在が身近に居ると居ないのとでは大違いだ。
X:世界の大勢は最早ウクライナ支援、ロシア糾弾一辺倒ではない━以下、関連記事-
RT 10 Sep, 2023
西側諸国はG20を「ウクライナ化」できなかった-ラブロフ氏
https://www.rt.com/russia/582700-west-failed-ukrainize-g20-lavrov/
サミット宣言は敵対行為に言及したが、それは全ての紛争を解決する必要性という文脈の中でのみであった、とロシア外相は述べた-
セルゲイ・ラブロフ・ロシア外相は、ニューデリーで開催された20ヶ国・地域(G20)首脳会議(サミット)において、西側諸国はウクライナ紛争を中心に据えることに失敗したと指摘した。
日曜日の記者会見で、G20サミットのロシア代表団を率いたラブロフ外相は、サミット開催国のインドを賞賛し、グローバル・サウス諸国の統合に貢献したと主張した。その結果、彼らは「自分たちの正当な利益を守るため」に立ち上がり、「西側諸国がサミットの議題全体を再びウクライナ化し、新興経済諸国が直面する緊急の問題から注意を逸らすのを防ぐ」ことができた。
同外相は、共同宣言が「ウクライナ危機に言及しているが、国連憲章の原則に従い、全ての紛争を解決する必要性という文脈でのみ」述べられていると指摘した。
ラブロフは、G20は経済・金融問題に焦点を当てなければならないと主張し、会議が「政治化されたクラブ」になるのを防いだ新興国を賞賛した。
土曜日に採択されたG20の最終宣言は、「世界の食料とエネルギーの安全保障、サプライチェーン、マクロ金融の安定性、インフレと成長に関して、ウクライナの戦争による人的被害と付加的な悪影響を強調した」。また、G20メンバーの中には、モスクワとキエフの敵対行為について異なる見解を持っている者もいることを認めた。
宣言が発表される前、ロイターはウクライナに関するパラグラフが大きな障害になっていると報じていた。西側諸国がロシアへの強い非難を求めたが、他のメンバーからは反対の声が上がったからだ。
私利私欲 VS ウインウインのつばぜり合いの真っただ中に否応なく位置する亜熱帯から亜寒帯まで細長く弓型に展開する世界最長の列島の住民故に猶更のこと日本人にはイシグロを読み小川糸さんの詩に耽ることが求められるのです。この列島の世界的問題の解はかかる文学からしか出て来ないでしょう。
若い頃は様々なことに不安や心配は尽きなかった。若い頃は好むと好まざると、挑戦の連続であるから。
仕事、結婚、子育て、ドンドン未知なる状況が押し寄せてきた。
カベを感じ、眠れない夜も多々あったと思う。
どのように乗り越えてきたか、決定的な処方箋のようなものは思い浮かばない。忘れてしまったことも多いだろう。
その都度、当たり前の日常をどうにか、こうにか続けてきただけだったように思う。実際、凡夫にはそれ以外、できようもない。
時々、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏と念仏を唱えて、自分を慰め、落ち着かせることもあった。
そんな中でも、良書に出会うことは人生を生き抜く一助になると信じている。と言っても、若い頃に読んだ本の内容は忘却の彼方であって、一節のどの部分に救われたのか、あやふやである。だが、何か救われた印象が残っているから、記憶に残っている本がいくつかある。
思いつくままに、列記してみる。岸田秀氏の『ものぐさ精神分析』。河合隼雄氏の『こころの処方箋』。これらは駆け出しの頃に読んでいた。
中年になると、上田閑照氏の『私とは何か』。この本にあった「私は、私ならずして、私である」という哲学は、今でも味わい深く思い返す。森田正馬氏の『神経衰弱と強迫観念の根治法』には、本当に助けられた。
上記以外にも、折々に政治、経済、社会、哲学、思想、等読んだ本の分野は多岐にわたるが、私が折れそうな時に読んだ本という点では、上記が真っ先に思いついた。
今は、新しいことにチャレンジすることもなく、日々ルーティンをこなすのみで気楽になった。夜寝なくても平気である。2〜3時間寝ればスッキリする。だから、体も楽である。
この意味で、年を重ねるのは悪くない、とシミジミ思っている。若い頃に出来なかったことを、自分のペースでノンビリやれれば、それで十分である。
ラブロフ氏の発言、ブログで利用いたしたいと思っています。
>>6
全然問題ありません。喩えはアレですが、「孫崎部隊」の兵站のつもりで書込んでますので(笑