ガザ戦争で何人の死者まで許容されるのか
 イスラエル軍は10日、パレスチナ自治区ガザの学校施設を攻撃した。ロイター通信は避難していた100人超が死亡し、数十人が負傷したと報じた。
 アルジャジーラは8月15日の時点でガザ戦争において「パレスチナ人の死亡は40,637、イスラエル人は1,139人」と報じている。
確かにパレスチナ側が先制攻撃をした。しかし、先制攻撃された方は無制限に相手の人々を殺していいというものではない。しばしば怒りの発露として、「倍返し」、「三倍返し」、更にはとんでもないものに、「10倍返し」という言葉がある。もう数字は「30倍返し」になっている。
私は「こんな数字が許される訳はない」と思う。そして多くの読者はそう思うだろう。
人類は、「自己の戦略を達成するためには、敵側の、戦闘に参加していない人のどれ位殺してもいい」と思っているのであろうか。
明らかに一般市民を標的にして大量の死人