福島原発は依然極度に危険な状況にある。
一号機、2号機、3号機はいずれもあまりに放射線量が大きく、中に入って調査を行うことすら出来ない。
4月30日の共同通信は「【福島第1原発の現状】格納容器調査、進まず 第1原発2号機」との標題の下、「東京電力福島第1原発事故で、炉心溶融した2号機の格納容器内の調査が、なかなか進まない。東電は小型カメラを入れてみたものの、思うように動かすことができなかった上、引き抜くこともできなくなって失敗。いつになったら溶けた核燃料の状態を把握できるのか、めどは立っていない」「1号機でも格納容器内部の調査が進められているが、溶けた燃料の確認には至っていない」「さらに3号機では内部調査開始時期の見通しすらない状況だ」と報じている。
つまり、どうして事故が起こったか、現場で確認できない状況だ。
平成25年平成25年4月24日付村田光平元スイス大使は経団連会長宛書簡にて次
孫崎享のつぶやき
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。
新着記事
- 健康寿命が長い人は「脚力」「バランス力」「柔軟力」「握力」が高い。「脚力」は歩くための筋力。特に鍛えたいのは、尻や太ももといった下半身の大きな筋肉。歩く、立つ、座るなど、生活動作に大きく影響。 「バランス力」は転倒しないための筋力。ペットボトル開けられないは要注意。 1時間前
- 全国高校駅伝 男子予選会、佐久長聖(長野)が優勝争いの最右翼(毎日)地区予選①大牟田2.03.25、②仙台育英2.04.00③八千代松陰5000m。平均タイム①佐久長聖13.56②仙台育英14.04③学法石川、女子神村学園(鹿児島)、仙台育英(宮城)、大阪薫英女学院の「3強」(毎日) 1日前
- 『私とスパイの物語』出版の顛末。よく出版できたと思う。ワニブックスの川本悟史氏に心から御礼申し上げます。当初の出版予定社社長より「この本は読者がつきませんよ」。つまり出版しない意思表明。困りました。この本には山上氏に夜殺害を否定する「安倍晋三元首相の殺害問題」が入っている。 2日前
- 欧州経済の終末、停滞、競争力の低下、トランプの難題。大陸は「存亡の危機」に直面。 EUがイノベーションの砂漠になっている。欧州の首都はすでに、税収が減少する中、急増する赤字の抑制に苦戦している。その結果として、極右と左派が体制を攻撃する機会を捉えて政治を急進化させている 3日前
- 米国世論調査、問「コロナワクチンは最も致死性の高いワクチンか」答え米国全体yes27%、民主党支持者yes17%、共和党支持者yes40% 4日前
コメント
コメントを書く福島原発の状態の悲惨さは、日本ではほとんど報道されていません。結局だれも責任を取ることなく知らんぷりでやり過ごそうとしているのでしょうか。かつて、銀行の護送船団方式のように無責任体制のままでやり過ごすのか。ただ、放射能拡散の問題は放置できないはずですが。またもや「あってはならないこと」が発生するのでしょうか。今の日本「あってはならないこと」だらけ。日本の危機を感じます。
日本はひたすらに米国に追従している。こんな事態を招きながら原子力を優先する米国の意向を推進している。安部の態度は自国民よりも米国が大事だということを声高に叫んでいるようなものだ。日本はこんな矛盾した政治体制を敷いているから国家の根幹をなす倫理や理想、価値観がその場その場でコロコロ変わるのだ。小沢さんが言うように日本人は民主国家として自分で決めねばならぬのに決めてほしいとしか言わぬから危機を招く。
上から下まで共有する概念といえば精精が「金は命より重い、権力は法に勝る、宗教(倫理)は悪」といった程度。口でどう言おうが日本の実態は旧ソビエトレベル。自動車や半導体をいくつ作ろうが魂が汚れていてはダメだ。日本人はかつてあった理想を目指すどころか忘れた。我々それぞれがカストロの万分の一でも知性と高潔さを持てば変わるというのに。
日本が国際入札に応札するということは、当然、どこかの国が応札するということですよね。それで、孫崎さんが日本が応札しているということが信じられないと言っているのは、日本の技術が他の応札国の技術より低いと思っているということかな?それって本当?福島で大事件が起きたのは日本の技術が低かったからなのかな?それとも、津波が原因じゃないのかな?
モラルの低さは、コメント欄にも反映する。
現在も、後始末で、福島の事故の甚大な被害が継続中。
使用済み核燃料、高レベル放射性廃棄物の処理方策も含めて輸出するなら理解されるでしょうから、まずは福島第一の廃炉に心血を注ぐべきです。国策として。