読売新聞は、自衛隊を米国の先兵とし、他国から逆に攻撃される状況を招く、日本の国益を深刻に害する論を展開した。
5月18日付読売社説は「敵基地攻撃能力 日米連携前提に保有の検討を」の標題で次の論を述べた。
・自民党が、年末に策定する予定の政府の新たな防衛大綱に関する提言案をまとめた。自衛のために相手国のミサイル基地などを攻撃する「敵基地攻撃能力」の保持について、「検討を開始し、速やかに結論を得る」と明記した。
・北朝鮮の弾道ミサイル能力が向上する中、ミサイル防衛による抑止に限界があることは否定できない。同時に多数のミサイル攻撃を受けた場合、すべてを完璧に迎撃するのは困難である。 日米両国は長年、自衛隊は専守防衛で「盾」、米軍は「矛」の役割をそれぞれ担い、報復攻撃の打撃力は米軍に全面的に委ねる体制をとってきた。
・この米軍の攻撃力の一部を補完する形で、自衛隊が敵基地攻撃能力を保有することは、日米
孫崎享のつぶやき
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コメント
コメントを書く> 多くの日本人はまた、「敵基地攻撃」という言葉だけに酔って支持する。
テレビ/新聞が世論調査などすれば、符合する結果となるのでしょうが、本当に「多くの日本人」はそこまでバカなのでしょうか。実際、私の周りを見渡しても、学歴的には頭が良くても支持しそうな人は多い。ただ、共通するのはこちらに対する反応です。少数派であることを目ざとく察し、「コイツの肩を持とうものなら孤立必至だ、関わるな」-だいたいそんな風です。以前ご紹介のジョーク「日本人には“みんな飛び込んでいます”」-やはりこれが支配的なんですかねぇ。
自民党議員に大きな影響力を持つ読売新聞は、憲法改正の理由のひとつとして「自衛隊を憲法で認知する」のだという。ところが、本音では「自衛隊員を米国の生け贄にする」ことを考えているのではないか。ベトナム戦争で韓国兵が、米兵の行けないような危険地帯に行かされて、おびただしい死傷者が出てしまった。それ以後、韓国は米国の命令にも「ノー」をいうようになったという。しかし米軍は、「イエスマン兵士」を必要としている。日本人の若者を、米国の犠牲にしようという新聞社には、厳重に抗議すべきだと思う。
山岳地帯の地下に建設されたミサイル基地を「壊滅」させるには、
故・江畑謙介さんの本によると、核攻撃しかないそうです。
では、日本は核武装するのか???
そうなると、「危険な国」と思われて、核で先制攻撃されます。
少し考えれば、武力で解決できる状況ではない事が明白です。
「敵基地攻撃能力」の保持などと、勇ましいことを言ってみても、
相応の「反撃」を喰らうという訳です。
この読売新聞ってジャイアンツファンのための新聞だと思ってたよ
だれか読むのかな
イラクやアフガニスタンの轍をふむまいと、国民生活を犠牲にして北朝鮮は核とミサイルの開発に邁進してきた。うかつにはアメリカが手を出せないようにしたのであろう。やっかいな国になったが、ますます軍事的圧力だけでは解決しないことも瞭然として来た。