今日、日本の社会では、アーミテージ(元国務副長官)やジョセフ・ナイをあたかも神様の代弁のように扱っている。
 日経新聞など、節目節目にアーミテージなどを呼んで、日本の世論に発言させている。
 安倍首相に至っては、米国訪問でのスピーチの時にこれらの人々に感謝の言葉を述べている。
 滑稽以外の何物でもない。
 重要なことは、アーミテージ等は米国の代表ではない。
 どちらかというと、これらの人々は共和党の人脈につながり、オバマ大統領に対抗する勢力を代表している。
 このグループのいうことを聞いてもオバマ大統領等の政権関係者は全く評価しない。
 私がこういう台詞を述べても説得力がないかもしれない。
 しかし、もし、同じセリフをニューヨーク・タイムズ紙の東京支局長が述べたらどうなるのか。信頼度はぐっとあがるだろう。それがおこっているのである。
 5月31日付(現在発売中)の週刊朝日は「安倍首相は外交音痴」という題