関西電力大飯原子力発電所の3号機が2日に停止したのに続き、4号機が15日、定期検査のため運転を停止した。国内で稼働する原発は1年2カ月ぶりにゼロとなる。

 今後、大飯34号機を含む原発の再稼働には規制委の安全審査を受け、地元自治体の同意を得る必要がある。現在、4電力6原発12基が安全審査を申請している。

 これから、原子力発電所の再稼働をどうするかの正念場を迎える。

 民主党政権が原発の再稼働に踏み切った条件は、野田首相が2011年12月16日の記者で、福島第1原発の1号機から4号機の原子炉に ついて、「原子炉はすべて“冷温停止”状態となり事故は収束した」と大嘘をついたことから始まる。

 まずこの大嘘が今、国民の前に明らかになっている。

 一号機から四号機まで全く収束していない。

 それだけではなくて、今後も新たな超深刻な危機を内蔵している。

   四号機の使用済み燃料は今極めて