今欧州では、米国の友好国、同盟国に対する盗聴問題が揺れている。
24日付朝日新聞は次の報道をした。
「 ドイツ政府は23日、メルケル首相の携帯電話が米情報機関に盗聴されていた可能性が高いとして、首相がオバマ大統領に説明を求めたことを明らかにした。
独政府のザイベルト報道官が発表したもので、声明で「ドイツ政府は、メルケル首相の携帯電話が米情報機関に監視されている可能性があるとの情報を得て、即座に米政府に照会し、全面的な解明を求めた」と明らかにした。
それによると、メルケル首相はオバマ大統領に電話で「ドイツと米国のような長年の友人の間で、このような監視があってはならない。(真実ならば)信頼を破る行為で、重大な結果を招くことになる」と抗議したという。」
この数日前にはフランスとの関係が揺れた。
「22日WP[ルモンド紙がNSAの仏内傍受を発表。仏怒り。昨
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コメントを書く盗聴されても何の対応もできない国に、どんな守るべき秘密があるというのか。記者会見で「安倍首相のメールは大丈夫ですか?」と問われ、にやけた顔で「大丈夫でしょう。」とうそぶく菅官房長官。日本はだれを守ろうとしているのか?
日本政府は、何を、だれを、何のために守ろうとしているのか?
悪行を重ねる米国は、表面と裏面の顔を持っており、今までの悪行を直視すると、全てが自作自演であることが分かる。全ての米国の行動は言葉に対して敏感に反応する行動であり、疑わしくとも、根拠に乏しい理由付けになることは否定できない。
スノーデン氏の資料は、米国の裏行動を全て暴露したものであり、米国にとっては国際社会の信用が完全に失墜する大きな事件であったことが理解できます。米国を信じることの危険性を暴露したものであり、米国のうろたえが、いまさらながら良く理解できます。
フランス、ドイツ特にメルケル首相の怒りはかなり大きい。友人言えども信じない米国の冷徹性、怒るのが当たり前である。一方、わが国の安倍総理、菅官房長官の談話を聞いていると、一国の指導者ではなく、さりとて米国の州知事のような権限ももない服従一筋の一介の行政官レベルでしかない。
同じ敗戦国でありながら、政治家レベルでのドイツと日本を比較すると、あまりにも低レベルすぎます。民間特に経済などは、日本が長く優位な立場にあったが、中国対応の稚拙さのため、貿易額もドイツに抜かれ、このままでは、日本とドイツの差が拡大していくばかりでしょう。英国でさえ、米国と距離感を持ち出したのに、逆に米国との距離感を一気に縮めようとする日本の行動は、国際社会の理解を得られない。世界の孤児、愚かな政府としかいいようがありません。
無知、無能、破廉恥が大手を振ってまかり通る政界に本来ならマスコミが諌め国民が動くのが民主主義の基本だと思うが、ざっと見て日刊ゲンダイだけが基本に沿っているだけで、本当にどうなってしまったんだろう。
独仏と米国は対等の関係(少なくとも建前よりは)にあり、それを本当に建前で済まそうとしている米国に独仏は抗議している。日本は建前としての同盟国であることに全面的に同意しているので抗議しない。自然な流れ。
むしろここで問題なのは日本人の意識が欧州型の先進国を自認しているにも関わらず、完全に江戸中世レベルであるということである。独仏との対照的な態度は外交云々というよりむしろそこに起因してるのではないか?