「舟を編む」が日本アカデミー賞の作品賞などを獲得した。
「第37回日本アカデミー賞の授賞式が7日、東京都内のホテルであり、各 部門の最優秀賞が発表された。辞書の編集に取り組む人々を描いた群像劇「舟を編む」が作品賞のほか、監督(石井裕也さん)、主演男優(松田龍平さん)など6部門で受賞を果たした。」
「舟を編む」が最高傑作と評価された。
心から祝福したい。
概要は次のように紹介されている。
「玄武書房」に勤める変人編集部員・馬締光也が、新しく刊行する辞書『大渡海』の編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられ、個性豊かな編集者たちが辞書の世界に没頭していく姿を描いた作品。「辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」という意味でこの書名が付いている。」
この映画は我々の生き方に問いかけをしている。
どこの組織にも花形とみられる組織がある。
一冊の辞書をつくるのにゆう
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若い世代へのメッセージに私のような、天皇と同じ歳の人間がコメントすることを許して欲しい。
なるほど、辞書屋さんの映画か。職業(第二の)がら、大小さまざま、言語も様々(手のひらに入るような独和和独辞典から重さが48kgあるWebster's New Third International Dictionaryまでいろいろ、英中中英、韓英、仏日、Englishi-French/F-E, Irish Dictonary, 葡日/日葡、Spanish-English/E-S, 中にはふざけたTexan-English Dictionaryというのもあったような気がする)辞書の数は数十冊集めた。ただし、それは15年以上前まで、最近では辞書をひも解くことはめったにない。為せ課と言えば、the Internetのせいである。紙に印刷された辞書の必要性はかなり減った。20-30年前に買ったEncyclopedia Britanicanicaのセットも誰も引き取り手のない、まったく無駄な紙クズの塊になってしまった。自分が死ぬ前にどこかに捨てておかねばならない。ひとの仕事とは、要するに、生きていくために、貨幣を手に入れるための活動にすぎない。農業人なら、更にその意味は明瞭だ。別に尊いということはない。仕事とは、どこかで遊ぶためにする準備運動にすぎない。もちろん、仕事そのものが遊びと思う人も大いにありだが、仕事=遊びであれば、仕事が尊いということはすなわち遊びが尊いということになり、尊いという言葉を改めて定義しなければならない。
訂正
為せ課 --->なぜか
Britanicanica ---> Britanica