通常、首相が「ポツダム宣言の戦争責任の箇所は詳らかに承知していない」という現象が起きても、それは仕方ないと思う。
しかし、安倍首相は戦後70年談話を出そうとしている。その出発がポツダム宣言である。
そして、安倍首相に答申する有識者懇談会のメンバー内で、全戦争を「侵略戦争」と位置付けるかについて見解が割れていた。
ポツダム宣言では、第8項に、次の候がある
「カイロ」宣言ノ条項ハ履行セラルヘク。
そして、カイロ宣言では「三大同盟国ハ日本国ノ侵略ヲ制止シ且之ヲ罰スル為今次ノ戦争ヲ為シツツアルモノナリ」とある。
つまり、ポツダム宣言を受け入れる限り。前の「戦争は侵略戦争」という定義も受け入れざるをえない。
それで各テレビがどう報じたかは極めて重大だ。
MAGニュースの報道
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ニュースゼロ(日本テレビ系)
最初は
コメント
コメントを書く今朝の朝日新聞。共産党志位委員長は、安倍首相が自民党幹事長代理だった当時、月刊誌「VOICE」2005年7月号の対談で「ポツダム宣言というのは、米国が原子爆弾を2発も落として日本に大変な惨状を与えた後、「どうだ」とばかりにたたきつけたものだ」と語っていたことを指摘。これで、安倍首相は20日の志位委員長との党首討論の際、「本当にポツダム宣言を読んでいなかったことがうかがえる」と、翌日の記者会見で語った由です。
でも、単にそれだけでは済まされません。安倍氏が、ポツダム宣言は二つの原爆投下後に日本に叩きつけられたものと誤解していたなどとは、単に宣言の中身をよく読んでいなかっただけでなく、敗戦前後の基本的な歴史の知識をまったく欠いた、総理としての適格性を根底から疑わせる人物であることをいみじくも露呈したものと言わねばなりません。こんな男が「戦後レジームからの脱却」を唱えて国民を扇動していたのかと思うと、ただただ唖然とするばかり。一刻も早く、総理の座から降りていただくしかありません。
簡単な話です。TV朝日以外の報道機関の報道関係者がポツダム宣言を知らないか、知っていて無視しているかである。
このよう大切で基本的な敗戦にいたる重要な節目を学校で教えないから、知識がかけているのでしょう。もし、知っていて無視を貫いているとすれば、国際的に通用しない政府ご用達新聞でしかないといえます。天下の大新聞も,安倍総理と同じように、社内の三流記者がのさばっている弊害かもしれません。
私は3.11以降大テレビや大新聞をスポーツ欄以外見なくなりました。テレ朝が頑張っているのは微かな光明ですね。
70年談話に「謝罪不要」と有識者会議座長西室泰文座長がが述べています。
謝罪って、相手があってするもので、相手が納得しなくても、歴史問題を度外視し謝罪を止めてしまう。どこかおかしいのですが、この方の物事の見方考え方であるとすると、今回の東芝の不祥事も納得ができるのです。「法律的に問題があっても、誤魔化しができそうなことは組織的ごまかしをせよ」ということでしょう。
積極的平和主義を推進するため、安保改正で米国と一体化した自衛隊になるのであるから、謝罪の段階を超え戦勝国として外交活動をするということなのでしょう。この方たちの論理展開についていけない。