戦後70周年止めよう辺野古新基地建設県民大会が17日午後一時から沖縄セルラースタジアムで開催され、3万5千人(当事者発表)が行われた。
17日沖縄タイムス紙は、「私たちも県外から思いを共にします」を掲載した。各々短い文を寄せているが、賛同者次のとおり。
5・17県民大会 私たちも県外から思いを共にします
著名・有識者も訴え
沖縄の闘いに連帯 高畑勲さん スタジオジブリ映画監督
美ら海踏み躙るな ピーコさん ファッション評論家
「基地県外」堂々と 大橋巨泉さん タレント・司会者
2015年5月17日(日)
沖縄タイムス(2-3)
5・17県民大会 私たちも県外から思いを共にします
「オール人類」のため ガバン・マコーマックさん オーストラリア国立大名誉教授
首相演説は対米属従 佐高信さん 評論家
正統性は沖縄にあり 池田香代子さん 翻訳家・作家
琉球処分 さらに追加 西
コメント
コメントを書く翁長知事あいさつ・・政府は普天間基地の危険性の除去がこの問題の原点だと言っているが、沖縄から言わせると、さらなる原点は普天間基地が戦後、米軍に強制接収されたことだ。何回も確認する。沖縄は自ら基地を提供したことは一度もない。・・それ以外の基地も・・県民が・・収容されている間に接収をされ、・・銃剣とブルドーザーで強制接収をされ、基地建設がなされた。自ら土地を奪っておきながら、普天間飛行場が老朽化したから、世界一危険だから、辺野古が唯一の解決策だ。沖縄が負担しろ、嫌なら沖縄が代替案を出せ、こういうふうに言っているが、こんなことが、許されるだろうか。
翁長知事あいさつ・・普天間飛行場の5年以内の運用停止・・、(仲井真)前知事は県民に対し、一国の総理および官房長官を含め、しっかりと言っている、それが最高の担保であると説明をしていた。5年以内運用停止は(仲井真)前知事が埋め立て承認に至った大きな柱だ。しかし、米国側からは日米首脳会談でも言及することはなかった。5年以内運用停止は辺野古埋め立て承認を得るための話のごちそう、話くわっちー、空手形だったのではないかと私は危ぐしている。・・70年間の歴史、いつも困難の壁がある時には必ず話のごちそう、話くわっちーを沖縄県民にも国民にも聞かせて、そしてそれを乗り越えたら知らんぷりと、それが70年の沖縄の基地問題の実態だ。・・
翁長知事あいさつ・・私は安倍総理にうかがった。ラムズフェルド元国防長官が13年前、普天間基地は世界一危険な基地だと発言し、菅官房長官もそのことを再三再四言う中で、辺野古が唯一の解決策だと言っている。辺野古基地ができない場合、本当に世界一危険な普天間基地は固定されるのでしょうか。こう総理に聞いたら返事がなかった。・・
翁長知事あいさつ・・中谷防衛大臣は、中国の脅威を説明し、数字を挙げ、新辺野古基地が唯一の解決策だと話をしていた。また、いかに現在が危機的な状況であるか、自衛隊の増強が必要で、沖縄がいかに安全保障にとって重要か、とくとくと説明をしていた。しかし、考えてみると、とんでもないことだ。冷戦構造時代、あの時も大変だった。今も危機があると言っているが、あの積極的平和主義の中で、私たちは今、積極的平和主義の名の下に中東まで視野に入れながらこれから日米同盟が動くことを考えると、沖縄はいつまでこの世界の情勢に自らを投げ捨てなければいけないのか。私はこれについてしっかりと対処していきたいと思っている。・・
翁長知事あいさつ・・安倍総理が二つ、私に前に進んでいることを話していた。一つは嘉手納以南の着実な進展。それからもう一つはオスプレイは全国に配備してありますよ。・・こういう話を聞くと、本土の方々は「なかなかやるじゃないか」と、「少し前に進んだんだな」と思っている・・。しかし私は総理に申し上げた。総理がおっしゃるように普天間基地が新辺野古基地に移り、そして嘉手納以南が返ってきた場合、一体全体、何%基地が減るのか。これは73・8%が73・1%に、たったの0・7%しか減らない。何でかというと、全部県内移設だからだ。外に持って行く話ではまったくない。これが本土の方々には分かっていない。・・それからオスプレイはあの森本元防衛相がこう述べていた。5年前、著書の中で平成24年に12機、平成25年に12機(が配備される)。著書の中で「沖縄にオスプレイが配置されるだろう」と。見事に的中・・。(さらに)新辺野古基地はオスプレイを100機以上持ってくるために設計はされている。これから全てオスプレイは向こうに置かれるんだということがあの森本さんの著書の中に書いてある。・・今、本土で飛んでいるオスプレイも一定程度が過ぎたら、みんな沖縄に戻ってくる。これが私は日本の政治の堕落だということを申し上げている。
翁長知事あいさつ・・どうか、日本の国が独立は神話だと言われないように安倍総理、頑張ってください。
翁長知事あいさつ・・うちなーんちゅ、うしぇーてー、ないびらんどー(沖縄人をないがしろにしてはいけませんよ)。
翁長知事あいさつ全文 3万5千人結集“戦後70年止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会”
http://www.office-fukuchi.jp/article/15197535.html
3万5千人が結集!!!“戦後70年止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会”に参加しました(動画あり)
http://www.office-fukuchi.jp/article/15197174.html
2015年5月17日に沖縄セルラースタジアム那覇で行われた「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設! 沖縄県民大会」を動画で見たが,共同代表から「辺野古基金」に16,000件,2億1千万円を超える寄付が寄せられ,「嬉しいことに」その7割近くが「本土」から送金されたことが報告された.沖縄と本土が手をつなぎ共同出来る「辺野古基金」の創設・アイデアを考えた方々に敬意を表するとともに,寄付を寄せた方々,なかでも本土から寄せられた方々には特に敬意を表する.
昔に較べて汚れたとは言え,上空から見た沖縄の海は蒼く生態系豊かな貴重な海が自然がまだ残されていて観光資源的にも歴史的にも考えさせられる事多い魅力一杯の地域だ.また,アジアを始めたとした国々との経済活動拠点としても最前線で重要な位置を占めている.平和が繁栄をもたらすであろうその沖縄に,今でも居座り続ける米軍基地は民主主義否定の象徴であるとともに,沖縄発展の一番の障害となっていることは沖縄を辺野古をキャンプ・シュワブゲート前を訪れれば一目ですぐわかる.まして,未来・代々までも生きることの出来る宝の海,命の海を埋め立て,戦争準備の「新基地」を建設するなどは,多少なりとも常識を備えた人間であれば,話にならない言語道断な行為とでしか映らないだろう.今の自民党・公明党の安倍政権は病的で狂っている.結局その取り巻きの方々も利益共同意識からか「認知的不協和」の共有で一緒に狂って来ている.
大会での翁長沖縄県知事の発言には腹に覚悟があり顔にもそれが出ていて頼もしく見えた.将来において男らしさ潔さを語り継がれる人物の一人となることだろう.粘り強く頑張ることを期待したい.それに較べると前知事の「仲井眞」氏は,その顔や目つき(まなこ)に隙を窺うかのような姑息さの性根が良く出てはいたのだが,人間性が疑われる悲しい人だ.
地元紙の「琉球新報」と「沖縄タイムス」の両社の報道に,本土の大手新聞やNHKを始めとした報道メディアに今や欠落してしまったジャーナリズムの精神を見る思いを覚える.両社には敬意を表したい.当方も個人的ながらホームページで「沖縄に辺野古に基地はいらない!」のささやかな応援を本土からさせていただいている.沖縄県民大会の両社の動画は以下.(2015年5月23日)
https://www.youtube.com/watch?v=3hfZfij4EyA (琉球新報社提供)
https://www.youtube.com/watch?v=Or_LgIHiXIE (沖縄タイムス社提供)
普天間が世界一危険な基地だから、沖縄住民の負担軽減のために辺野古に基地を移転させるのではない。普天間が危険というのは口実に利用しているだけであって、本意は「周辺に人家が増えて使い物にならなくなった、だから辺野古に最新鋭の機能をもつ新たな基地を建設したい」ということがもう見え見えです。アメリカさん、そんな嘘がバレバレで恥ずかしくないのですか?民主主義の国を自負するのなら、恥の上塗りをしないでもういい加減に沖縄から出ていってください。