あなたはお金を貯めたいと思いますか?
今回は、ある程度貯金をすると無駄遣いをしてしまうのを改善するにはどうすればいいのかという相談をもとに、貯金の心理学についてまとめてみたいと思います。
Q. 「お金の器というものはあると思いますか?ある程度貯金をすると無駄遣いをしてしまう傾向があります。」
はっきり言ってありません。
お金の器というものはありませんが、もっとお金があればこんなことができるということが分かれば、その喜びの方が大きくなります。
今の自分の10%ぐらい上の目標を常に持つようにすれば、目先のことで満足しなくなるので、余計なことにお金を使ったりすることがなくなると思います。
ポイントとしては、そのお金を使わなかったら他にどんなことができるのかとか、自分の世界がどれだけ変わるのかということを考えるようにしてください。
その方が貯金ができるようになると思います。
師匠のアドバイスは以上の内容でした。
Dラボのマネースクリプトのシリーズで貯金について考えた人も多いのではないでしょうか。
マネースクリプトの中では、頑固で強固になっているマネースクリプトほど、過去に起きた強烈な体験による強い感情と結びついているということでした。
例えば、貯金がどうも苦手だという人は、そのお金に対する向き合い方やお金の使い方のイメージが過去の経験と結びついているのではないかということです。
見栄を張ってお金を使い過ぎてしまうという人であれば、過去にお金を使うことによって認められるというような経験をしているということが多いです。
それによって、見栄を張ることによって尊敬を得ることができて、お金というものは見栄であり尊敬だというマネースクリプトが出来てしまっているわけです。
しかも、そのお金に対する考え方の相違というものは夫婦関係にも亀裂を及ぼし離婚に繋がるケースも多いということでした。
だからこそ、ただ単に将来のための資金として必要とか、起業したり投資するための元手が必要だからというだけでなく、自分の人生のためにも大切な人との関係のためにも、お金について考えることはとても大切なことです。
あなたの貯金が増えるか判定する心理テスト
まず最初に、皆さんの貯金額が将来増えていくのかということが分かるテストを紹介します。
これから3つの質問を紹介しますので、あまり深く考えず直感でイエスかノーで答えてください。
質問① 世の中には漠然と目的もなく過ごす人がいるけれど自分は違う。目的を持って日々を生きているし人生を過ごしていきたいと思っている。
質問② 自分はその時その時を好きに生きるのではなく、常に未来のことを考えて生きている。
質問③ 人生において自分がするべきことはまだまだ残っていて、するべきことが無くなったりしたいことが無くなったというようなことを感じることはない。
つまり尋ねたいことは・・・
あなたは人生の目的がありますか?
どれぐらい人生に目的を持っていますか?
ということです。
人生の目的があるか?
その目的は多いか?
人生において目的があり、かつ、その目的が多ければ多いほど貯金額が上がり年収も高くなるということがわかっています。
コーネル大学の研究で4660名を対象に全員に性格テストや人生に対する満足度などをチェックした上で、参加者たちがどれだけ人生の目的を持っているのかということを調べました。
この人生の目的というのは、質問にあったように人生を漠然と生きる人もいるけれど自分は違うとか、その時々ではなく未来を考えているとか、人生でやるべきことはまだまだあると考えているというような生き方です。
さらに、その参加者たちを10年間追跡調査もして全員の収入と貯金額を調べました。
その結果、10年前に人生の目的を持っている人、目的を多く持っている人ほど収入も貯金額も多くなる傾向が確認されました。更に、この人生の目的レベルが標準偏差より1ポイント上がるごとに貯金額が224万円も上がったそうです。
これはかなり大きな差になるということですし、人生の目的がしっかりあって明確だと年収も増えるということです。
人生の目的を明確に持つと長期的な目標を追うようになります。その結果、短期的な目先の利益に飛びついたり目先の欲望に負けることなく長期的な目標に向けて頑張っていくことが出来るようになります。
だから、10年というような長期間で考えると収入や貯金額も増えるということが研究者により言われています。
富裕層の貯金に対する考え方の違い
これもマネースクリプトのシリーズの中で紹介されていたものでもありますが、アメリカで年収がトップ2.5%に入る351人を集めて、富裕層の特徴について調べるという研究があり、これによりそんな世界でもトップレベルの富裕層たちのお金に対する考え方の特徴がわかっています。
彼らはお金に対する警戒心が強いため、貯金に対する意識が非常に高いということです。
本当の富裕層は、ちょっとお金を稼いだからといって成金のようにちょっといい服を買おうとか高い時計を買おうなんて思わないわけです。
投資などで大きくお金を使う時は思い切って使いますが、例えば、セール中だからといって余計なものを買ったりしませんし、周りの人や流行に合わせて必要のないものを買ったりすることはありません。
やはり本当にお金を稼ぐことができる人は、万が一のために貯金をすることが大切だと考えているようです。
一方で、お金は天下の回りものだとか、自己投資も大切だろうと言って浪費ばかりしている人は、結局いつになっても稼ぐことはできないわけです。
少し稼げるようになっただけで、お金に余裕ができると無駄に高級品を買ったり、周りの人はその人の服装なんてまるで気にしていないのに、無駄に高級な服を着るようになったりする人が結構いると思います。
お金持ちになる人はこんなことはせず、お金を稼げば稼ぐほど万が一のための貯金をするようになり、さらにその貯金をただ銀行に置いておくだけではなく運用しています。
貯金が大切だというのは当たり前?
ここが大切なポイントですが、万が一のために貯金をすることは誰にとっても大切ですが、貯金自体が別に目的にはなっていません。
万が一に備えるために貯金をしているわけですが、昔はここまでで十分でした。
銀行に預けておくだけで毎年十分すぎる利子がついていたのでそれで良かったわけですが、今は銀行に置いておいても何のメリットもありませんので運用しないと意味はありません。
お金持ちの人にとって貯金というのはそのまま運用になっているわけです。
お金持ちになるために万が一に備えて貯金をすることが大事だと言うと、当たり前のことを言っていると感じた人が多いと思います。
そう思った人はお金持ちにはなれないと思います。
それは誰でもやったことだと思った人がいるでしょうが、手っ取り早く稼ごうとか簡単に稼ごうと思っている人は、この誰もが考えている当たり前のことを深く考えません。
ですが、僕たちが当たり前だと思っていることをお金持ちたちはしているわけで、それはどういう意味なのかということを考える必要があります。
自分たちの当たり前とお金持ちの当たり前は少し意味が違うはずです。
自分たちがしている当たり前がお金持ちにつなげる当たり前なのであれば、皆さんはすでにお金持ちになっているはずです。
節約をして貯金をするという考え方が、一般人と金持ちでは全く違います。
ここが最も重要なポイントだと思います。
ですから、貯金は大事だと考えてちゃんとそれを実行できる人であれば、かなりの確率でお金持ちになることができます。
それは分かっているけどできないとか、そんなことは当たり前だからもっと自己投資にお金を使って大きく稼がないといけないと考えたりする人は、かなりの確率でお金持ちにはなれないということです。
ウォーレン・バフェットさんも言われていますが、投資というものは時間をかければかけるほど、早く始めれば始めるほど確実に大きくなるものです。
一般的な統計では、18歳から20歳の若い人たちはこの考え方をほとんど持っていなくて、30歳を超えてからようやく考え始めます。
コツコツと節約して貯金して、資産運用していくことが大事だというのはほとんどの人が理解していると思いますが、それもほとんどの場合30歳を超えてからだということです。
もちろん今からでも遅いということはありません。
子供の頃からこのような考え方を親にちゃんと教えてもらっておくと、若い時から始めることができます。
そうなれば、当然ですが周りの人達と大きな差が付きます。
投資について考えたいと言うのであれば、こちらの一問一答でまとめていますので参考にしてみてください。
科学的根拠に基づいた知識の実験、実践コミュニティ!〜メントレラボ〜
また、投資やお金について学びたいのであればこれらの本がおすすめです。
貯金と投資を実践するために
お金持ちたちの考える貯金を実践するための方法を紹介しておきます。
Prep-Do-Reviewサイクルを貯金に応用
①「Prep」:準備段階
自分がこれからお金持ちたちの考える貯金をするにあたって、その行動の理由や目的をざっくりと考えてください。
ここではどんな準備が必要なのかという質問を自分に投げかけて、スタートするための準備をします。
これはまずは手をつけるために最低限の準備をするというイメージです。
「Do」:実行
準備段階で少しでもいいからまずは投資を始めると考えたのであれば、投資用の口座を作りそこに一定の資金を入れて株を買うということをすればまずはスタートすることができます。
「Review」:実行した結果と学び、次回の違いは何か?
ここでは実行した結果として何が起きて何がわかったのか、そして、次の段階に進むための準備と改善する点は何かということを調べます。
例えば、投資を始めるという例で考えると、最初の「Prep」では必要な準備について調べて、投資用の口座を作り貯金した10万円を預け入れてまずは株を買ってみるということまで理解しました。
そして、「Do」では実際に口座を作って資金を入れて株を買ってみました。
ここまでできたら「Review」を行います。
その結果何が起きたのかということをまずは考えます。たまたま株が上がって2万円も多かったと言うのであればこの2万円儲かったというのが結果です。
そこで何がわかったのかというと、これは人によると思いますが、もし自分がもう少し頑張って20万円入れていたら倍の4万円儲かっていたと考えるかもしれません。
そして、次の改善点としては、最初はとりあえず投資を始めるというところからでしたが、来月は今ある12万円に8万円足して20万円を元手に月に4万円稼ぐことを目標にしようと考えるかもしれません。
自分が最初の「Prep-Do-Review」を一旦行ったことによって、自分がいくら次に出せばいい気分になることができるかという金額も見えてくるようになるわけです。
ですから、この投資を始めるという例であれば、自分がいくら使えばどれぐらい儲けることができるのかということを見るためのフェーズになっていたということです。
これを続けていくと株の場合であれば当然損をしてしまう場合もあります。
そこからの学びとしては、最初の2万円はやはりまぐれだったということを考えるかもしれませんし、そこからひとつの銘柄だけではどうしてもリスクが高いので、違う業界で分散させるのがいいのではないかということを考えることもできると思います。
そのような学びを得た上でまた次の「Prep-Do-Review」で回していきます。
出来る限り細かなステップに分けて準備と行動とレビューを行い、そのレビューを活かして次の目標に向けた準備と行動につなげていきます。
貯金の「どうにでもなれ効果」を防ぐ方法
今回の相談者のように、ある程度貯金はできてもなぜかそれ以降増えないという人も結構多いと思います。
ある程度のところで満足したり、これぐらいならいいだろうとちょっとした無駄遣いをしただけで、それがどうにでもなれ効果につながり、気がついたら思った以上に使っていたということもあるのではないでしょうか。
このどうにでもなれ効果を防ぐためには方法としては3つあると言われています。
1. 長期目標を作る
今月は飲みに行ったりするのも我慢して5万円貯金をするというような目標にするよりも、1年間で80万円貯金をしようというような目標にしたほうが、今日つい1000円無駄遣いしてしまったけれど、もう1万円使ってもいいかとなりにくくなり、少し無駄遣いをしたとしても1年間でこの金額を貯めるには、どこかでこの無駄遣いを削る必要があると考えることができるようになります。
このように長期目標というものは自分の頭を冷静にしてくれるものです。
2. やめる目標をやる目標にする
2つ目としては、やめる目標をやる目標にするということです。
無駄遣いをしないとか、何かに使っているお金を節約することを目標にして、それにより浮いたお金を貯金するというようにやめることを目標にするのではなく、目標は必ずやる目標にしてください。
3. 失敗から立ち直った回数を数える
挫折することは誰にでもあります。
ですが、その挫折を力に変えることができない人の特徴としては、失敗から目を背けようとします。
失敗した回数すら覚えていません。
貯金を頑張ろうと思っているのに無駄遣いをしてしまったという時には、その使ってしまったお金を他の部分で削るにはどうすればいいのかということを考えたり、もっと無駄な所を探してそれを削るように頑張ってみようと考えて、それを実現することができれば、逆にそれをきっかけにしてもっと無駄なところも見つけて削ることができたので、これはリカバリーすることができたという感覚になります。
この取り返したという感覚を得ることを意識して、失敗の記録と失敗から立ち直った回数を記録してください。
38%も貯金が増える方法
『やり抜く力 GRIT(グリット)』でも有名になったアンジェラ・ダックワース博士も関わられているモチベーション研究で非常に有名なアイエレット・フィッシュバック博士の研究で、38%も人のモチベーションを高める方法がわかっています。
これを貯金にも応用することができます。
この研究はいくつかの実験で構成されていますが、例えば、318名の学生を2つのグループに分けて、一方はやる気のない後輩に対してアドバイスの手紙を書いてもらったグループで、もう一方は先生からモチベーションを上げるためのアドバイスの手紙をもらったグループです。
つまり、後輩のためにモチベーションを上げるためのアドバイスをしたグループと先生からモチベーションを上げるためのアドバイスをもらったグループに分けたわけです。
その結果、アドバイスをもらったグループよりもアドバイスを与えたグループの方が、学生たちの勉強量が増えたということです。
やる気やモチベーションを上げるためのアドバイスをもらったわけですから、そちらの方がその効果としてモチベーションが上がりそうな気がしますが、実際にはそうではなく、後輩の相談にのってアドバイスを与えた学生達の方が、なんと38%も勉強時間が増えていたということです。
しかも、この研究の他の実験では、全く同じことがダイエットや貯金、職業探しでも当てはまるということが確認されています。
貯金の場合では、貯金の上手な方法について教えてもらった人よりも、貯金するための方法を他の人に教えている人の方がモチベーションが高くなり、実際の貯金の額が増えていました。
そう考えると、このブロマガやDラボで学んだお金の知識を周りの人に伝えるというのは、自分の貯金額を増やすための方法になるのかもしれません。
人間関係で貯金ができるかどうかが分かる
お金を浪費しやすくなってしまう人とちゃんと貯金ができる人の特徴が分かっています。それは人間関係についての特徴です。
これは特に男性に当てはまるので、そんな人間関係を作らないように気を付けた方がいいかもしれません。
なんと人間関係やコミュニティの男女比が貯金できるかどうかを左右するという研究があります。
研究チームは男女205人に3種類の写真を見せています。
女性よりも男性がたくさん写っている写真
男性よりも女性がたくさん写っている写真
普通の風景写真
この3つの写真を見せました。
そして、実験に協力してもらった協力金として今すぐお金をもらえるのと1ヶ月後に多めにお金がもらえるというのを用意して、どちらかを選んでもらいました。
つまり、今すぐ報酬をもらうか、1ヶ月後にさらに大きな報酬をもらうのかという遅延割引という考え方を調べようとしたわけです。
結局、お金を貯金できて無駄遣いをしない人は、ご褒美を先に伸ばすことができる人です。
今1万円もらうよりも1ヶ月後に1万千円もらった方が、よほどお金に困っている場合でなければそちらの方が得です。
目の前の誘惑に抗い将来の大きな成果を手に入れる判断を出来る人が、基本的には人生で成功もしやすいですし、浪費も少なくなると言われています。
この実験ではその違いを調べようとしたわけです。
その結果、男性の方が多い写真を見せた男性は謝礼をすぐに貰う傾向が高かったということです。
つまり、男性に対して女性よりも男性の方が多い写真を見せると、男性は競争心が沸いてしまい目の前の誘惑に弱くなってしまうということです。
そのせいで金額が少なくても今すぐ謝礼をもらうという選択をする人が増えたそうです。
逆に、男性の方が女性よりも多い写真を見ると、男性は1ヶ月後まで伸ばしてより多い謝礼をもらう選択をする傾向が高くなったそうです。
ですから、写真を見せるというだけにもかかわらず、自分のコミュニティの中に女性が少ないと感じている男性は浪費をしやすくなり、短期的な行動を取りやすくなるということです。
ということは、女友達が少ない男は浪費してしまう可能性が高くなるということになります。
いわゆる独身貴族と言われますが、女友達が少ないそんな男性たちは、結構無駄なことや趣味にお金を使うことが多いと思います。
自分の収入以上にお金を使う人は、確かにこれに当てはまるような気がしますし、経験的に理解できるとも思います。
女性が少ないコミュニティばかりに参加している人や、女友達が少ないという男性は少し気をつけておかないと、知らないうちにお金を無駄に使い過ぎてしまう可能性があり、いつまでたっても貯金ができないということになってしまうかもしれません。
貯金ができる人になる子育て
子供には早い段階から経済活動に触れさせた方がいいようです。
実際に、銀行口座を早く持たせた方がお金の苦労をしにくくなるという研究もあります。
この研究をさらに推し進めている人もいます。
金融に関する文献を書かれている作家さんで、子供のお小遣いは大人の世界と同じようにした方がいいということを言われている人もいます。
子供のお小遣いは、お手伝いをしたり、家族や他の人のためになるようなことをした場合には、それに応じた額のお金がもらえて、その内の15%は税金として徴収され、これは家族全員から徴収されて家族の貯金箱に入れられ、定期的にみんなの投票によってどんなことにそのお金を使うのかを決めるそうです。
この方によると、15%は税金として徴収して家族会議によってその使い道を決めて、10%は自分たちで寄付する先を決めて強制的に寄付をするといいと言われています。
そこまでするのは面倒という方も多いとは思いますが、多くの研究者がすすめているのは、お小遣いというものがどこから来ているのかは、ちゃんと伝えた方がいいということです。
さらに、家計に対してそのお小遣いがどれくらいを占めているのかということも子供に伝えた方がいいということです。
つまり、自分が行った対価としてお小遣いをもらうということが、子供にとって将来お金に苦労しない考え方を養うということです。
さらに、みんなで話し合って寄付する先を決めることで、利他的になり社会のために何かをしようとする意識も高くなるそうです。
子供の貯金額と家庭環境
子供が行う寄付の金額や貯金の額というものは、普通に考えたら家計の裕福さや経済状態によるのではないかと考えると思いますが、実際には、世帯収入と子供の貯金額や寄付額には関係がなかったということも分かっています。
ですから、裕福な家庭に生まれてお金に余裕があるから貯金や寄付するわけでもなく、貧しい家庭だからといって貯金もなく寄付もしないかというとそういうわけでもないということです。
裕福な家庭でお小遣いもたくさんもらっていても、無駄遣いをして貯金も寄付もしない子供もいれば、貧しい家庭でも一生懸命貯金をしたり寄付をする子供もいるわけです。
その差は何が影響を与えるのでしょうか。
この研究によると、それは家庭の温かさだということです。家庭の感情的な繋がりが強く温かい家庭で育つ子供ほど、貰ったお小遣いを貯金して、その度合いは家庭の温かさが増えれば増えるほど金額も増えるということが分かっています。研究では、大学に行くときの学費もそれまで学生の間に貯金して自分で貯めたという子供もいました。
温かい家庭で育った子供ほど、無駄遣いをすることなく貯金をすることができていたということです。
ですから、虐待などは論外ですが、子供の恥や罪の意識を使って心理コントロールをしてしまうと、結果的の子供が将来お金で苦労する確率は高くなるということです。
算数や数字に触れて興味を
他の研究では、算数や計算が得意な子供ほど、寄付をしたり自分の将来のために貯金をすることが得意になったというものもあります。
お手伝いや勉強などの自分がやるべきことをやったことでお小遣いをもらった子供ほど、2倍ぐらい他の子供に比べて寄付する確率が高くなり、それと同じように、算数が得意な子供ほど、寄付する確率も高くなり自分の将来のために貯金をするのが得意だったということです。
計算が得意だと、やはり自分がそれを買うべきなのか、貯金すれば何を買うことができるのかというようなことを即座に考えることができるようになります。それによりお金を使うことの判断が衝動的にならず、理性を働かせることができるようになります。結果として無駄遣いをしなくて済むようになるということです。
ここから先は、さらに人がなぜ貯金できないのかという理由についてと、実際に皆さんの貯金を増やすためにできるテクニックを紹介していきます。
知りたい方は続きをどうぞ。
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。