あなたが朝起きてまず最初にすることは何ですか?
今回は、集中力が切れそうな時の対策についての相談をもとに、毎日の生産性が大きく変わる朝イチの過ごし方と仕事術について解説させてもらいます。
Q. 集中力が切れそうな時に何か良い方法はあるでしょうか?
運動してください。
特に脚部の筋肉を使うことによって脳に血液を送ることができるので、集中力を回復したり維持することができるということが分かっています。
僕は、よくこちらのステッパーを紹介しますが、仕事をしたり読書をするときもこのステッパーを踏みながらしています。
足を動かしていれば集中力を維持することができます。
Xiser Pro Trainer エクサー プロ ステッパー フロアマット付き stepper 日本語説明書付き 5年保証 ブラック
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
朝やると1日の仕事効率が激減する行動
人は何気なく毎日している行動が生産性を左右しています。
ところが、多くの人はそこをあまり気にすることなく漫然と何気なく過ごしています。
今回は明確に生産性が上がることがわかっていることを紹介させてもらいますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
モーニングルーティンを死守せよ
皆さんにもそれぞれモーニングルーティンがあると思いますが、このモーニングルーティンが破られると、その日1日の生産性がダダ下がりしてしまうという研究があります。
ですから、朝起きてから会社に行ってまずすることまでは必ず固定してください。
ワイオミング大学の研究で、アメリカの大きな大学の従業員を対象に3週間にわたって、毎日3回それぞれの日課がどれだけ守られているのかということと同時に、メンタルの安定や仕事に対するモチベーション、目標に対する進捗などをチェックしています。
睡眠の質や緊張度、曜日の違いによる影響を省いた上で、毎日の日課がどれだけ守られているかが、毎日の落ち着きや仕事に対するモチベーションにどのように影響を与えているのかということを調べています。
その結果、朝の日課やモーニングルーティンが崩れている日は、他の日に比べて精神力がダダ下がりしていて落ち着きがなくなる傾向が確認されました。
精神力が低下するというのは、落ち着きがなくなってしまい普通の日であれば何ともないことに振り回されてしまうということです。
ここでのモーニングルーティンというのは別に特別なことではなく、普通に皆さんが毎日している日課のことです。
朝起きてベッドメイキングをしたり、シャワーを浴びたり歯を磨くなど、毎日行なっている習慣的な行動のことです。
その朝起きてから行う日課がいつも通りにできないと精神力が落ちて落ち着きがなくなります。
それと同時に、朝起きて行う日課がいつも通りにできなかった日は、なぜか仕事に対するモチベーションも低下していました。
そして、目標に対する進捗もなぜか低下していました。
ですから、朝の日課がいつも通りにできなかった日は、メンタルも不安定になるし仕事へのやる気も下がって、実際に仕事も進まなくなってしまいます。
このような現象が起きてしまう理由としては、研究者によると、人は朝の日課を守ることでエネルギーを節約することができていると言われています。
朝の行動を習慣的にこなすことによりエネルギーを節約できて、それが後々の行動を行うための精神力やモチベーションに繋がっているのではないかということです。
人は習慣的な行動をいつも通りにこなしている時には、頭をそんなに使わなくても行動できます。
いつもと同じ道で最寄り駅から家まで帰るというのであれば、多少酔っ払っていても家まで帰れますし、スマホをいじりながらでも家まで帰ることができます。
これはいつも通りのことだから脳の力を必要としていないからです。
ところが、いつもと違う道を通ろうとしたりいつもと違う駅の出口から出たら、考えながら家まで帰ると思います。
これは脳の力を使っているということです。
ですから、朝の日課が崩れたり違うことをしてしまうと、そこで脳のリソースを余分に使ってしまいます。
その結果、その日にやるべきことに使う脳のリソースが少なくなりモチベーションも下がってしまうわけです。
さらに、研究チームは、勤務時間外に従業員に連絡を取ることもやめた方がいいと言っています。
勤務時間外に同僚や従業員に連絡を取ると、それは仕事外の日課を破らせることになるからです。
そもそも日課の形成自体を妨げてしまう可能性もあります。
人は自分の習慣を妨げられることが一番のモチベーション低下になります。
この習慣を妨げる可能性があることはそもそもやめた方がいいということです。
研究者は雇う側にも注意を促しています。
皆さんも 、毎日の自分の習慣というものは自分との約束だと思って、他人との約束と同じかそれ以上に大切にしていただけたらと思います。
仕事の生産性を上げるためのおすすめ
仕事の生産性がなかなか上がらないという人も多いと思いますが、その原因は人それぞれ違う場合がほとんどです。
その原因に合わせていくつか紹介しておきます。
睡眠も十分に取れているしメンタル的に問題があるわけでもないのに集中力が続かないという場合には、人間の本能をうまく使いこなすことができていません。
人間は理性よりも本能が強い生き物ですから、その本能を引き出すように集中力を使った方がいいです。
そんな方法を教えてくれるのがこちらの本です。
ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45
集中力に関してはこちらも。
こちらは結構簡単に出来る集中力を高めるための方法を紹介しています。
Amazon の Audible であれば無料で1冊全部聞くことができる対象になっています。
自分の仕事におけるルールが確立できていない人も結構います。
例えば、自分が優先するべき仕事や断る仕事を明確にできていない人です。
このようなシンプルなルールができていない人は、その都度頭を使って仕事や問題に向き合う必要があります。
その結果、仕事をこなすのも遅くなりチャンスを掴むことも出来ません。
だからこそシンプルなルールを作っておくべきで、それを教えてくれるのがこちらの本です。
これは何度か紹介させてもらっていますが、仕事術を考える上ではまず重要になる大切なことが書かれていると思います。
SIMPLE RULES 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える (単行本)
そして、シンプルに食事に問題がある場合もあります。
食事が悪ければ頭も悪くなりますし集中力がなくなります。
そんな食事について考えるのであれば、こちらの本が役に立つと思います。
食事について考えるのであれば、こちらの本もおすすめです。
科学的に正しい食材の選び方から実際に毎日使えるレシピまで紹介しています。
睡眠の質に問題を抱えていたり睡眠不足というのであれば、当然まずは睡眠の改善から取り組んでください。
日中に眠くなったり頭がぼんやりして集中できないという方は、こちらの本を使って睡眠の改善から取り組んで頂けたらと思います。
クロノタイプに合せて働け
人はクロノタイプによって、朝に集中することができる人と昼に集中することができる人、そして、夜に集中することができる人に分かれています。
それに合わせて働かないと僕たちは本来のパフォーマンスを発揮することができません。
シャーロッツビル神経学・睡眠医学クリニックの研究で、MLB の7球団に所属する16名の選手を対象にMorningness-Eveningness. Question-naire(MEQ)というテストを元に朝型昼型夜型を分類しています。
そのデータを2年間に渡る選手の成績と比べています。
メジャーリーガーの成績とクロノタイプの関係について調べたわけです。
一般の人よりもかなりシビアな世界で戦っている人達ですから、普通よりも明確な違いが出るのではないかと考えられたものです。
その結果、朝型の選手は早い時間に行われた試合での打率が高く、夜型の選手は遅い時間に行われた試合での打率が高くなっていました。
午後2時以前に開始された早い時間帯の試合では、
朝型の選手の打率は0.267
夜型の選手の打率は0.259
午後2時から夜7時59分までの試合では、
朝型の選手の打率は0.252
夜型の選手の打率は0.261
夜8時以降の試合では、
朝型の選手の打率は0.252
夜型の選手の打率は0.306
以上のように、午後2時以降の試合では夜型の選手の方が有利になり、夜8時以降の試合になると打率は3割を超えるレベルになってきます。
メジャーリーガーも午後の2時頃を境目に朝型の人に有利な試合と夜型の人に有利な試合があるということです。
研究チームによると、チームは選手を選ぶ際に成績や対戦相手との相性などを考えていますが、今後は試合が行われる時間帯や選手のクロノタイプにも注目するべきではないかと指摘しています。
訓練を重ねたプロの選手でも時間帯によってこんなにも差が出てしまうわけですから、ほとんどの人は仕事でも学校でも大きな差が生まれています。
この研究から考えると、例えば、皆さんが朝型の人であれば重要な仕事は午後2時より前に終わらせるべきですし、逆に夜型であれば午後2時以降にするべきで、最も重要な仕事は夕方から夜に行った方がいいです。
仕事を選ぶ際の戦略としては、夜型の人はフレックスタイムがある職場を選ぶようにしてください。
できるだけ昼以降に働けるようにしてもらい、自分が本当に将来やりたい事への勉強や投資、あるいは副業は夜8時以降に行ってください。
ここから先は、さらに仕事の優先順位の付け方や毎日の生産性を高めるための方法を紹介していきます。
ぜひ続きもチェックしてみてください。