あなたは先の見えない時代、どう生き抜いていきますか?
学校では一定のテストの問題を解いていくだけですが、社会に出てからは答えのない問題ばかりです。
これから時代の変化が加速する中、未知のものと戦う唯一の力は想像力です。
今回は、なかなか行動できないという人の相談をもとに「思いつく力」について解説させてもらいます。
Q. どんな事に対してもマストを意識してしまいやる気が出ません。辛口でアドバイスをお願いします。
なぜマストを考える人が行動できないのかということをまずは考える必要があります。
自分が行動できないことを否定したりするのではなく、まずできないということは認めてもらい、なぜできないのか?と考えてください。
例えば、僕の場合であれば今では毎日当たり前のようにしているバーピーも最初は正直きつかったです。
きついとか毎日続けることが難しいと思った時に、なぜできないのだろうか?と考えました。
そこで、朝早くにやろうとしすぎているのではないか?
睡眠の質が悪いからではないか?
朝にコーヒーでカフェインを入れて筋トレの疲れを取り除いてからした方が良いのではないか?
…というようになぜできないのだろうかと考えました。
結局僕たちにとって大切なのは工夫が全てです。
工夫することが重要で想像力によって解決することができます。
ですから、やる気に頼る必要もありませんし、こうならなければならないと考える必要もありません。
必要なのは発想力です。
全てはアイデアの問題ですから、こちらは僕の本ですが発想力を鍛える方法を学んでみてください。
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
「思いつく力」が人生の問題を解決する
知識は既存の問題に対する解決には役に立ちます。
メンタルを鍛える方法や健康に良い食事、集中力を鍛える方法などDラボでは様々な知識を紹介していますが、これは科学的にわかっていることです。
科学によって最善の方法がわかっていることに対しては自分の頭を使って悩む必要はありません。
科学によってわかっているものがあるのであればとりあえずそれを試していけばいいだけです。
多くの人にとって効果があると確認されていることがあるのであれば、まずはそれから試していけば時間を無駄に使うこともありません。
ただ、それだけでは生きていけません。
人生というものは未知の連続です。
これから先の世の中がどうなるのかもわかりません。
現在と過去に対しては知識を使って生きていくことができます。
少し先の未来から遠い先の未来に対しては、どのようにして問題を解決したり乗り越えていけば良いのでしょうか。
皆さんの人生の問題やビジネスの問題は科学では対応できないものがたくさんあります。
未来に対する問題解決能力を高めたいのであれば、たくさんの情報を取り入れた上で想像するしかありません。
言われたことだけをしていては歯車にもなれません。
これからの時代では自分の頭で考えることがとても重要になります。
そんな自分の頭で考えるための思いつく力を鍛えていく方法を紹介していきます。
天才たちは全ての物事を立体的に考える
天才たちは物事をやたらと立体的に考えるということがわかっています。
頭の中で立体的なパズルのように物事を考えるそうです。
13歳の時点で天才だと判断された563名の子どもたちを対象にして行われた研究です。
13歳の時点で学業成績でトップ0.5%に入っていた子供たちを、その後35年間も定期的に追跡して、彼らがどのような人生を歩んでいるのかということを調べています。
それによると、35年後になっても大金持ちになっている可能性が高く、いい仕事に就いていて人生がかなりのイージーモードだったということです。
学校では一定のテストの問題を解いていくだけですが、社会に出てからは答えのない問題ばかりです。
このトップ0.5%の子供たちは、それぞれの人生においてその答えのない問題を解いてあらゆる分野で成功していました。
ということは、彼らの考え方にもし共通点があるのであれば、その考え方に天才が宿るということなのかもしれないということになります。
その考え方が、学校で高い点数を取ることができて、大人になって社会に出てからの成功にもつながっている可能性があります。
研究によると、13歳時点での基礎学力が天才を生み出す原因と関連していたそうですが、それ以外にも影響を与えているポイントがありました。
天才を生む原因の7.5%が「空間を操る能力」でした。
空間認知能力が、天才を生む原因を7.5%も左右していたということです。
空間認知能力を鍛えると答えのない問題を乗り越えられる
物事を平面ではなく立体的に捉えて考えるのが天才たちの特徴です。
この研究でも空間認知能力が大事だと言われていて、これは物体の位置関係を瞬時に理解する能力です。
天才たちは物事を考える時にも立体的に考えます。
紙の上で関係性をただ考えるのではなく、それぞれのアイデアを空間に配置して考えます。
ビジネスを考える上でも、平面の上でサービスやお金の流れを考えるのではなく、空間に関連するサービスを置いてその流れを考えます。
僕たちも物事を空間に変換してアイデアを考えるということをすれば、もしかすると天才に近づくことができるかもしれません。
ちなみに、人は落ち込んでいる時には空間認知能力が高まるということもわかっています。
嘘を見抜く能力とデータを見る力、空間認知能力といった点で、人間は気分が落ち込んでいる時の方が人間の分析力は高まるそうです。
ということは、落ち込んでいる時こそ、 物事や問題を立体的にとらえてアイデアを作るのがいいのかもしれません。
今回は、そんな能力を鍛えるために役に立つであろう本とパズルを紹介しておきます。
本で鍛えてもいいと思いますが、実際に空間を使って遊ぶ方がいいと思います 。
オセロのように対戦相手と交互に置いていくゲームですが、縦横斜めどこかで4つ揃ったら勝ちというゲームです。
縦と横だけでなく、斜めや奥の方もあるので思考の量もかなり多くて結構楽しめます。
対戦型のゲームで子供と楽しむこともできるので、これで楽しみながら頭の中で立体を操る能力を鍛えるというのが良いのではないでしょうか。
平和工業(Heiwa Kougyou) 立体4目並べ 本体サイズ:10×10×8.5
思いつく力のための3つの想像力
①空想的想像力=のめり込む能力
演劇で役に入り込んだり、自分が何かになりきる能力です。
②エピソード的想像力=過去の経験から物事を解決する能力
過去の自分の経験をもとにして空想を作り出したり、組み合わせて新しいアイデアを作ったりする能力です。
過去の失敗から未来にこのようなことが起きるのではないかと想像して問題解決を図る能力です。
人は結果を求められるとエピソード的想像力が下がります。
これを鍛えるのであれば結果よりも過程を意識してください。
③洞察的想像力=ひらめき能力
これが一般的に思われている想像力ですが、2つのステージに分かれています。
・分岐思考
たくさんのアイデアを出すステージです。
質よりも量を意識します。
・収束思考
たくさん出たアイデアの中から使えるところを集めてまとめます。
これはビジネスアイデアを作る時には結構使えます。
ひらめきが欲しい時には洞察的想像力で、たくさんのアイデアを出してそこから使えるものを抜き出してまとめてください。
自分の過去の経験を活かして未来を切り開きたい時には、自分が過去に行なった行動の過程に意識を向けてください。
何かにのめり込んだり自分のキャラクターを作りたい場合には、のめり込む力が必要になります。
皆さんが欲しいと思うのは「エピソード的想像力」と「洞察的想像力」だと思います。
ここから先は、これらを鍛えていくためのテクニックを色々と紹介していきます。
想像力のために必要なのはバリエーションだと思いますので、いくつか紹介させてもらいますのでその中から皆さんに合うものを使ってみてください。
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