こんにちは会員のuehatsuです。私は数年に一度、NHKの技研公開に来るために用賀の駅に降り立ちます。会員数名で薄曇りのなかバスを待っていると明らかに同じ目的と思われる人がちらほら。いつもですと会員の集合は一箇所なのですが、今回は目的のNHK技研が用賀駅と成城学園前駅の丁度真ん中という事もあり、二箇所に分かれて待ち合わせをし、NHK放送技術研究所前で合流という流れになりました。この日から新規加入された会員さんと用賀駅前改札で落ち合い、そのままバス停へ。どんなきっかけで会に入られたのかなど話しているとバスがやってきました。いつにも増して道が混んでいて合流の時間に間に合わず、成城学園前組を待たせてしまう形に。焦っても速くは進まないので、気長に都内の景色を見ながらのバス移動でした。
- この日は私が勝手に作ったMAA旗を先頭に会員の皆様を先導させて頂きました -
- NHK技研入り口の看板 -
今年は近年の技研公開の目玉だった4K & 8Kが一般にも使われる技術となり、常連の私からするとちょっとインパクトに欠ける内容だったことは否めません。ただその反面、この先10年〜20年経って普通になるだろう技術であるVR(仮想現実)やAR(拡張現実)を、なるべく難しい言葉を使わずに非研究者にもわかりやすく実体験できる物として、色々な側面から説明された展示が多かったように感じました。
AR, VR系の展示はまだ続きますが、全てについてあげていると紙面が足りないので、興味のある方はホームページをご覧になって、来年5月末の「技研公開2020」に参加してみてください(時節柄きっとオリンピックネタが多いと思います)。
他に個人的に目に付いたのは4K, 8Kが民生品として広まって来たため、急速に大型化・薄型化してきた事、また8Kのフルスペック化とその伝送関連の技術が小型化されてきている事などでしょうか。伝送関連や素材関連の発表も多いのですが、どうしても「学会発表然」となってしまう傾向にあり、技術に明るい人間でないと「何を言っているのかさっぱり」という事になりやすく、もう少しわかりやすくならない物かと毎年思う所です(自分は大好物ですが)。
今回、平成から令和に元号が改まったタイミングだったためか、小さいスペースでしたが「放送が伝えた皇室」という展示もありました。皇室で利用されていたテレビやラジオ、実際のNHKで流れた上皇上皇后両陛下の結婚パレードの動画などが展示されていて、他の展示とは少し趣の異なるものとなっていました。
- 集合写真 -