実は、これは逆なんです。なぜなら、自分の得意なことや好きなことをする=自分の価値が現れ、それがより多くの豊かさを生み出すからです。今回は、好き、得意から富を生み出すための3つのマインドメソッドについてお伝えしていきますね。 1.自分のすべてを価値=財産に変える
まず大切なことは、「こんな小さなこと?」と思わずに、自分のすべてを「価値」に変えていくマインドです。
たとえば、人よりもよく気付いたり、配慮できたりする人は、ふだんなんとなくやっているということが、実は価値に変わります。自分がいることで、オフィスで気持ちよく振る舞える人が増えたり、自分のサポートがあることで、より多くの人が効率的に仕事ができていたりするのです。
遅刻せずに毎日会社に行けるということも、業務をきちんとこなして忠実に従い、業務以外の上司や周囲の人のストレスを減らし、信頼感を得ながらさらにチームビルドができるというひとつの才能になるのです。
このように、当然じゃない?と思ってしまっていることも立派な才能であり、貢献していると思うことができれば、それだけで自分の素晴らしいアイデンティティに変わり、それをアピールすることでさらに評価=金銭的な豊かさに変わっていくのです。
同時に、不得意なことをやめることで、それを得意な人に任せる=得意な人の才能をさらに伸ばすことができます。人は、一人ずつ個性が異なり、出来ること・出来ないことがありますよね。でも、だからこそ、「出来ることは引き受ける」「できないことは任せる」という建設的な関係を創ることができます。
たとえば、優しい人は人のサポートや環境管理に力を注ぐことで、それ自体がまるでカウンセラーを雇ったように精神的な支えとなります。反対に、優しさや配慮はそれほどないけれど、計画性があってリーダーシップがある人がそこに注力すれば、より仕事の効率が上がり、チーム自体のバランスがとれます。すると、「いてくれなければならない、かけがえのない人」として、個性を認められ、評価や昇給・昇格につながるのです。
このように、得意・不得意でさえも、仕事をよりよくするための、周囲の人との相互承認と発展につながるのです。
そして最後に、「好き」なことを行うとき、人は「時間の観念」をなくすことができます。つまり、「嫌だなと思って業務をやり、終わることを考えて仕事をする」のではなく、仕事以外の時も、仕事について無意識に考え、常に想像力を働かせながら、前向きなエネルギーで仕事を継続することができるようになります。すると、当たり前のようにアイデアも出てきますし、自分の才能を発揮してより自分に自信を持ち積極的になれますし、自己表現が多くなることで、他人への影響力を持てるようにもなっていきます。
すると、結果的にリーダー的な存在になったり、人から認められることも多くなり、それが金銭的な評価につながっていくのです。
人に合わせることや、我慢しながら仕事をすることは、生産性につながりません。あなたが好きを発揮することで、周囲との関係性も、あなた自身の運命のリーダーシップもとれることを忘れずにいてくださいね。