ローズヒップオイル(もしくはローズヒップシードオイル)配合のスキンケア・コスメが注目されています。
なんでも、イギリス王室のキャサリン妃、オーストラリア出身の女優ローズ・バーンも、ローズヒップオイルを愛用しているのだとか。
バラ科の植物の種から抽出されたローズヒップオイルは肌の赤みをおさえ、加齢を防ぎ、ニキビを減らし、さらには簡単な保湿液としても使えます。
でも、ローズヒップオイルは本当にスゴイのでしょうか? 意見を聞いた皮膚科医師によれば、その答えは「イエス」。
ローズヒップオイルはどのような効き目があるのか、そして、いつものスキンケアにローズヒップオイルを取り入れる簡単な方法について紹介します。天然由来のフェイスオイルでシワ、ニキビを減らして、シミを目立たなくしていきましょう。
ローズヒップオイルとは?
ローズヒップオイルの「ヒップ」とは、バラ科の植物の果実のこと。
種が成熟するとふくらんで、「果皮」と呼ばれるものが種のまわりに形成されます。ローズヒップ、とくにイヌバラの果実は、お茶やジャムにもよく使われます。
「ローズヒップオイルをつくるには、特定の野バラの種をくだき、コールドプレス法で機械的に抽出します」(テキサス州の認定皮膚科医、エリザベス・ゲデス・ブルースさん)。
このプロセスにより、多くのビタミン、抗酸化物質、脂肪酸といったローズヒップオイルのお肌に有効な栄養価がキープされます。
今のところ、ローズヒップオイルの肌に対する効能の研究はあまりありません。動物や人間に対して行われた研究の多くはローズヒップパウダーを使ったもので、オイルではないのです。でも、ローズヒップオイルに含まれている栄養素(ビタミンAやCなど)のスキンケアの効果は十分に実証されているので、ローズヒップオイルにもスキンケアの効果があるといえそうです。
どのようにローズヒップオイルを顔に使うの?
image via shutterstock「どのブランドのローズヒップオイルを選んだにしても、植物性の製品はまず小さな範囲(前腕の内側など)でパッチテストして、皮膚の副反応がないことを確認するのがベストです」と、ゲデス・ブルースさん。
それで問題がなければ、夜に洗顔して化粧水をつけたあと、乳液などのこっくりとした保湿液をつける前に、ローズヒップオイルをほんの少量なじませて。もしも炎症が起きたら、使用をやめるようにします。
ローズヒップオイルの選び方は?
image via shutterstock「いちばん大事なのは、あなたが使っているローズヒップオイルがコールドプレス法によって作られたものかどうかを確かめること。なぜなら高熱を与えると、ローズヒップオイルに含まれる重要な成分が劣化するからです」(ゲデス・ブルースさん)
また、そのローズヒップオイルがオーガニックに認定されているかも確認します。オーガニック認定さであれば、農業用の殺虫剤や除草剤を使用せずに育てられた植物から抽出されているといえます。
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訳/STELLA MEDIX Ltd.