今回は、管理栄養士の原美香さんが伝えているあさりの3つの魅力と、上手に砂抜きする方法を紹介します。
女性にうれしい! あさりのヘルシーパワー3つ
1.貧血予防が期待できる
女性はとくに、貧血に悩む人も多いのでは? あさりには豊富な鉄分をはじめ、貧血を助ける栄養素が含まれているそう。
あさりにはビタミンB12も多く含まれます。このビタミンは赤血球の生成を円滑にする働きがあります。鉄は吸収率が低いですが、その吸収を助けてくれるのがビタミンC。あさりと緑黄色野菜などを組み合わせて食べると、貧血予防が期待できます。
(「DietPlus」より引用)
2.丈夫な骨や歯をサポート
鉄やビタミンB12の他にも、私たちにとってうれしい成分もあさりには豊富です。それは、カルシウムとマグネシウム。
カルシウムは丈夫な骨や歯をつくる働きがあります。マグネシウムは骨や歯にカルシウムが行きわたるようにし、調節することで丈夫な骨の形成をサポートしています。
(「DietPlus」より引用)
3.肝機能を強化
魚介類であるあさりには、アミノ酸のひとつである「タウリン」もたくさん含まれています。飲み会が続く日や、お酒が好きな女性は、意識して摂取したいところです。
タウリンには血圧の調整をする働きがあります。また、肝機能を強化する働きがあると言われていて、二日酔いの解消にも期待ができます。
(「DietPlus」より引用)
低カロリー、低脂質、うまみたっぷりのダイエット食材
あさりは、カロリーが低く脂質がほとんどない、まさにダイエット向きの食材。
「うまみ成分のもとと言われているコハク酸が豊富(「DietPlus」より引用)」なので、少しの調味料で味付けが決まるのもうれしいポイントです。
あさりを上手に砂抜きする方法は?
魅力あふれる「あさり」ですが、砂抜きが苦手で調理をためらってしまう人も。食べた時にジャリっと砂を噛んでしまうと、せっかくの食事も楽しめません。
原さんによると、あさりに元気に砂を吐いてもらうには海と似た状態にすることが、砂抜きのポイントだそう。以下が上手な砂抜きの手順です。
約3%の塩水をつくる(計量カップ1杯の水に小さじ1杯の塩) バットにあさりを重ならないように並べる 塩水をあさりがひたひたに浸かるぐらいまで優しく入れる バットを密閉せずに、新聞紙などをのせる 2時間以上冷暗所に揺らさずに静かに置いておく(「DietPlus」より引用)
あさりが酸素不足にならないように注意し、海中のような暗く静かな場所に置いておくことも大切なのだとか。なるべく海と近い環境を作り出すのです。
潮干狩りの時期の海の温度は15~20℃くらいと言われていますので、同じくらいの温度に近い場所を探して置きましょう。
(「DietPlus」より引用)
ヘルシーパワーを秘めたあさりは、春と秋が旬。この機会に、あさり料理のレパートリーを増やしてみませんか?
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