のどの痛みだけではおさまらず、鼻水やせき、発熱など次の症状がでてきたら、本格的に回復モードにチェンジしなければなりません。
この時期にすべきことは、徹底的に寝ること。厳密にいうと「スキあらば体を横たえる」ことが重要です。なぜなら、立ったり座ったりしているだけでもエネルギーを消耗するから。
この時期の最優先事項は、「治す」ことではなく「悪化させない」こと。
夜は枕もとに「着替え・スポーツドリンク・タオル」を準備して布団に入りましょう。熱が高くなって汗が出たら、タオルで拭いてすぐに着替え、水分補給(できれば吸収のいいスポーツドリンク)をしてください。そして、ひたすら眠り続けます。
明日は「院内感染」について解説します。
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一流の人はなぜ風邪をひかないのか?――MBA医師が教える本当に正しい予防と対策33
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「寝る」のがいちばん
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裴 英洙(はい えいしゅ)さん
医師・医学博士、MBA。ハイズ株式会社代表取締役。1972年奈良県生まれ。金沢大学医学部卒業、金沢大学大学院医学研究科修了。金沢大学医学部卒業後、金沢大学第一外科(現・先進総合外科)に入局。その後、金沢大学大学院に入学し、外科病理学を専攻し医学博士を取得。さらに、病理専門医を取得し、市中病院にて病理医として病気の最終診断にかかわり、年間10000件以上の重大疾病の診断をこなす。また、医師として働きつつ慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應ビジネス・スクール)にて医療政策・病院経営の第一人者の田中滋教授に師事。同ビジネス・スクールを首席で修了。ビジネス・スクール在学中に医療機関再生コンサルティング会社を設立。多数の医療機関の経営支援、ヘルスケア企業の医学アドバイザー業務などに従事。現在も医師として臨床業務をこなしつつ、臨床の最前線からのニーズを医療機関経営に活かすハンズオン型支援を行なう。著書に『なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか』『一流の睡眠』(ともにダイヤモンド社)などがある。
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