ツナサラダや卵サラダ、チキンサラダといったサンドイッチは、食べなれた味でほっとする一方で、平凡すぎてつまらないと思うことはありませんか。オフィスの蛍光灯の下で食べる、味気ないデスクランチを思い浮かべる人もいるでしょう。
そんな定番サンドイッチですが、ひと手間で、ぐっとおいしくなりますよ。
具材にひねりを効かせる
チキンサラダのサンドイッチには伝統的にポーチドチキンが使われますが、グリルしたチキンを使うとさらに風味が深くなります。
また、余ったフライドチキンを使うと、固定観念を吹き飛ばすぐらいおいしくなります。スパイシーなパン粉がマヨネーズと混ざり合い、サクサクした歯ざわりと旨味があふれます。
卵も手を加えやすい具材です。かたゆで卵を味噌でくるんで数時間置くと、味噌の甘じょっぱい旨味が卵にしみ込みます。また、圧力鍋で卵を調理すると、白味が香ばしいナッツのような風味になります。
あと、卵の旨味は卵黄にあるので、卵黄を余分に加えて、脂肪とタンパク質の比率を高くするとおいしくなります。
ツナに関しては、私は白いビンナガマグロの水煮缶が好きですが、Pole & Line社のツナ缶も、風味豊かでほぐれやすい点が良いと思います。
マヨネーズにこだわる
「まずい」マヨネーズに遭遇したことはほとんどありませんが、私のお気に入りは、Dukeのマヨネーズです。でも、日常的に使うならHellmanのマヨネーズもお勧めです。
ツナサラダにはアメリカのマヨネーズよりも甘くてクリーミーな日本のキューピーマヨネーズがいいかもしれません。
Trader Joeには、ツナにぴったりのわさびマヨネーズがありますが、わざわざ買うまでもなく、普通のマヨネーズにわさびやホースラディッシュをおろして入れれば同じことです。
あと、マヨネーズを手作りすると、いろいろ工夫できます。私の場合、チーズマヨネーズ、アヒルの脂肪を使ったマヨネーズ、ベーコンマヨネーズはツナと合わせるには重すぎるので使いませんが、どれもチキンにはすごく合います。
ベーコンマヨネーズは、卵サラダにもぴったりです。ちなみにベーシックな自家製マヨネーズを作るなら、Serious Eatsのイマージョンブレンダーを使ったレシピがお勧めです。
マヨネーズが好きでない人は芝麻醤やお気に入りのサラダドレッシング(シーザドレッシングなど)を使ってみましょう。
酸味も忘れずに
脂肪は風味のもとですが、脂肪が多すぎるとサラダに入っている他の具材の味がわからなくなります。酸味がある食材を使うと、全体のバランスを整えながら風味が増すので、サラダサンドイッチの味に広がりがでます。
この場合、マスタードが便利です。卵サラダに黄色いプレーンマスタード、チキンにはディジョンマスタード、ツナにはわさびかピリ辛の中華マスタードを入れると、絶品になります。
ピクルス液やシェリー酒やシャンパンや、米酢をちょっと振りかけても、味がピリッと引き締まります。
セロリは入れない
セロリは歯ざわりを出す以外にサラダに入れる意味はないので、セロリのかわりにさいの目に切ったリンゴ、カリカリのフェンネル、タマネギ(どんな種類でもOK)、みじん切りのクルミなどを入れてみましょう。
それから、ピクルスは試してみましたか? チキンサラダにリンゴのピクルスは合いますよ。甘くてピリ辛のトウモロコシのピクルスはどうでしょう?
セロリを入れるよりは、みじん切りのキュウリのピクルスを入れましょう。ケッパーを入れてもいいですね。
全体の味を調える
サンドイッチに入れる具材自体に味付けがしてあっても、最後にサンドイッチ全体の味を調える必要があります。挽きたてのコショウと塩をかけるのが、味の点でも食感の点でもお勧めです。
他にも、家のスパイスキャビネットにあるものを使ってみましょう。カレー粉をチキンサラダに、ふりかけをツナに、ナツメグを卵にかけると、驚くほど味に深みが出ます。ベーグル用調味料が揃っているなら、そのなかの3つを使ってみましょう。
同様に、グルタミン酸ナトリウムも使えます。ちなみに、純粋なグルタミン酸ナトリウムが無い場合は、チキンラーメンの粉をチキンサラダにかけるのが裏ワザです。
パンはそれほどこだわる必要はなく、普通のサンドイッチ用の食パンで十分です 。とはいえ、クロワッサンを使うと、また別の味わいが出ますけど。
Source: Lifehacker US(1, 2, 3, 4, 5, 6, 7), Serious Eats
Claire Lower – Lifehacker US[原文]
訳:春野ユリ
image via Shutterstock
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