眠れない、食欲がない、気分が落ち込んでいる。病院へ行くほどでもないけど、軽い憂鬱がわずらわしい。そんな女性ならではの不調や、PMS前のウツウツした気持ちってありますよね。それにこれからの梅雨時は、更に心が不安定になりがちです。

そんな時には、軽い運動が効きます!

その理由は......。

・抗うつ薬と有酸素運動は同程度の効果がある。しかも、再発率が運動療法の方が低く、有酸素運動で改善した90%の人が10か月も改善効果が続き、再発率は8%だった。(米国デューク大学医学部のブルメンサル教授による報告)

・自発的・強制的にかかわらず、運動にはストレスやうつに対する保護効果がある。(米国コロラド大学ボウルダー校の研究チームによる発表)

その他、運動が良い理由として、薬のように副作用が無いことや、抗うつ薬が効きにくい人にも効果がみられるなどが挙がりました。


掃除・散歩・ストレッチでもOK!

肝心の運動内容ですが、深呼吸や首を回す、ストレッチする、散歩する、部屋の掃除などといった軽い程度のものでも大丈夫だそう。

しかし「強制でも効果はある」と言われても、やはり普段の生活で取り入れようとするには自発的な気持ちが必要になります。そこで「運動しなくちゃ」と思う気持ちがうつに拍車をかけるような場合や、どうしても自発的な行動ができないときは、お薬に頼るのも手かもしれません。

ただこの結果を見てみると、「イヤイヤやっても意味がないのでは?」と諦めていた方でも、「運動やってみようかな」という後押しにはなりそうです。

うつ病の運動療法研究報告,欧州神経科学雑誌-要旨-,薬に頼らないうつ病克服

photo by Thinkstock/Getty Images

(知恵子)

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