寒さが芯から沁みる今日このごろ。カラダが乾燥して、かゆくなったり肌荒れを起こしていませんか? 今回は、ボディの乾燥ケアについてご紹介します。
乾燥の原因は洗いすぎ!?
私は幼少期から乾燥による肌荒れにたくさん悩まされてきましたので、いろいろな乾燥対策を試してきました。そのなかでも、とくに効果的だったのが、「カラダを洗う頻度を少なくする」ことです。毎日念入りにカラダを洗っている人は、とてもびっくりされるかもしれませんが、念入りに洗っている人ほど、じつは乾燥が進んでいます。
乾燥を防ぐ石けん&タオル
最初のステップとしては、まずは合成界面活性剤が豊富なボディーソープなどは、表皮が余計に乾燥しますので、使うのを避けましょう。天然由来と書かれている製品の界面活性剤も、作用としては強いことがありますので避けましょう。
そうすると、自然に純石けんや石けんベースのボディーソープでカラダを洗うことになります。天然グリセリンのたっぷり含まれた石けんをきちんと泡立てて洗うことで、しっかりと油分や余分な角質を落としてくれます。石けんの作用はとても優しいのですが、それでも皮脂が出にくい方には、冬場は強すぎて乾燥してしまうことも。そういう方は、石けんでカラダを洗う頻度を減らし、2回に1回はタオルのみで洗ってみましょう。
タオルは綿の優しい肌触りのものを選び、お湯をたっぷりと含ませて肌をなでるようにして洗います。汗をかきやすい部分のみ石鹸で洗い、それ以外はタオルでなでるだけ。それだけでも、余分な角質は優しく落とせます。気になる方は、湯船でしっかりとカラダを温め、角質がふやけた後に優しくなでると、比較的しっかり洗うことができます。
植物オイルでしっとり保湿
そして、お風呂上がりには、お湯の入った洗面器に500円玉程度のホホバオイルやセサミオイルなど、オーガニックの植物オイルを入れて、しっかりと撹拌して全身にかぶります。そして、全身にオイルが行き渡るようになでていきましょう。そうすることで、水分が肌に残ったままオイルで膜を作り、水分と油分を肌にしっかりと浸透させることができますので、保湿ケアとして大変おすすめです。
また、冬はお風呂上がりにカラダが冷えてしまうと、免疫が下がります。お風呂上がりは、汗がひいた後もカラダを温かくして、ゆっくりとリラックスの時間が大切です。どうぞ早めの時間にベッドに入り、たっぷりと睡眠を取ってくださいね。夜のリセットタイムを十分に取ることが、乾燥ケアにも繋がります。
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photo by Thinkstock/Getty Images
(立川奈緒子)