冬の風邪はかかってしまったが最後、治るまで時間がかかる面倒な存在です。いろいろな予防策をためしてみても、風邪をひくときはひいてしまう。「The Secrets of People Who Never Get Sick(「病気にならない人」は何をしているのか)」という本で、風邪をひく人とひかない人の違いが紹介されていました。
毎年風邪をひく人と全くひかない人の違いこの本の著者はジーン・ストーンさん、ロサンジェルスタイムの健康トピック担当記者です。彼はある人が、冬の間のどの痛みや鼻水の症状をうったえることもなく、風邪をひかないという事実に注目しました。いくら医者のアドバイスに従っても風邪をひいてしまうストーンさんは、「何故ウィルスに負けないのか」、「違いは何なのか」、「医者の知らない秘訣を知っているのだろうか」、と熱く探究心を燃やしました。
フランスの健康サイト「Topsanté.com」では、この本で紹介されていた「風邪をひかない秘密」をまとめています。
■「風邪をひかない人」は遺伝的に病気にならない体質というわけではなく、自分の健康をとても気づかっている。特に、ウィルスが流行りだすと、簡単な予防策をとる。
■ジム、ジョギング、ストレッチ、ヨガなどのスポーツを行なっており、眠い時は寝て、しっかりと休養し、短い昼寝もしている。
■ニンニクやエキナセア、ビタミンCを中心としたビタミン類、プロバイオティクス類(納豆、味噌、ぬか漬けなど)をしっかり摂っている。
■友人に囲まれ、社会的な生活を送り、ストレスにもポジティブに立ち向かう「Topsanté.com」より引用
実際に、ストーンさんのサイトをのぞいてみると、本の目次ページがありました。そこには、「チキンスープ」、「ガーリック」、「ヨガ」、「デトックス」などの項目がありました。ひとりひとりの人物取材を通じて、こんなキーワードが浮かび上がってきたようです。
「めったに風邪をひかない」という人に会うことがあります。そんな人は健康的な生活を送って、免疫力の強化ができているのだと思います。
ストーンさんの著書はベストセラーとなり、現在22か国語に翻訳されています。熱心な記者が探究した本、読んで見たくなります。
[The Secrets of People Who Never Get Sick,Topsante.com]
Brunette sneezing image via Shutterstock
(下野真緒)