助産院併設の自然療法スクール マザーズオフィス 「アロマテラピー」の学校代表・鍼灸師の宮川明子さんは、ここ最近、スマホによる女性のカラダへの影響を実感しているそうです。まずは、自分のカラダにスマホの影響が出ているかチェックしてみましょう。
スマホ使いすぎ度チェック・天井を見るように顔を上げたあと、正面に戻すと頭がクラッとする
・寝ている時に無意識にバンザイしている
クラッとするのは首や上半身、胸椎が固くなっている証拠。バンザイは睡眠と目覚めのリズムが乱れで、前傾で縮こまったカラダを戻そうとしているのだそう。さらに腕を目の上に乗せて寝ている人は、無意識に目を癒そうとカラダが勝手に「手当て」しているとか。私はどれも当てはまってしまいました......。
生理痛を悪化させる原因にもスマホの使いすぎは生理痛を悪化させる要因にも。生理痛の原因のひとつに、骨盤の開閉がスムーズにできていないことがあります。骨盤の動きを妨げるのが、パソコン、スマホによる目と指の使いすぎ。生理中は「解消方法をスマホで検索」せず、「目を休めることを優先して」と宮川さんは言います。「SNSなどで常に誰かとつながっているとオンオフがはっきりせず、無意識に緊張している状態。基礎体温は問題ないのに妊娠できない人は、目を酷使する生活習慣や乱れた食生活を見直してみて」。
月経で毎月ゆるむ機会のある私たちに比べて、閉経後の女性や男性など「ゆるむ」のが苦手な人はスマホ酔いする傾向があるそう。そう言われれば、ガラケー+タブレットに変える人に多い気がします。
スマホとうまく付きあう方法肩こりや疲れ目の原因にもなるスマホ、使う頻度を少しでも減らしたい! 宮川さんが実践しているスマホとうまく付きあう方法がこちら。
・連絡手段を電話にする
・メールはSiriなどの音声入力を使う
・メールアドレスを使い分ける(必要なメールボックスを短時間でチェック)
・SNSやニュースサイトは必要なものだけを見る
いずれもできる限り指や目を使わず、スマホに触れる時間を減らすこと。せめて生理中だけでも実践したいところです。
また、「寝る前に温湿布で目、頭、首の付け根を温める」、「背中で手を合わせて合掌する」、「腕を斜めにクロスする」など、縮まった腕と胸の付け根を開くストレッチを行うのもおすすめ。目とカラダがほぐれて気持ちよく眠りにつくことができました。
[自然療法スクール マザーズオフィス 「アロマテラピーの学校」,【宮川明子特別セミナー】『今』 、伝えたい、スマホ時代の身体の特徴とアロマテラピーのできること。]
photo by Thinkstock/Getty Images
(松浦松子)