こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。
みなさんはどれくらい自分に自信を持てていますか? どんなに自信を持とうとしてもなかなか持てなかったり、どうしても他の人と比較してしまったり、不安が消えなかったりといった悩みを抱えている人がいるかもしれません。
どんなにがんばっても自分に自信を持てないのは、「自信」について誤解をしているのが原因です。
今回は、先日発売させていただいた新刊「一週間で自分に自信を持つ魔法のレッスン」でもお伝えしている簡単に自信を持てるようになるための2つの方法をお伝えしていきたいと思います。
人より優れていなくても「自信」は持てる自信がほしいと思うときに、多くの人がやってしまいがちな誤解が「他者と比較して優れた自分になろう」とすることです。
ただ外側の条件で「あの人よりも優れているから私は自信を持てる!」というように競争しているだけなんですね。自信というよりも優越感というものになります。これを繰り返している限り永遠に安心することができず、つねに「誰かと比較して戦う」人生が続いてしまうのです。
本当の自信とは、他人との比較で自分を推しはかることではなく「周囲の人はどうであれ、私は私を信じられる」「私は私の存在にOKを出せる」という状態になることなのです。そしてそうして得られる自信こそ、男性からも女性からも好まれる魅力となっていきます。
そのためには、競争することよりもいかにあなたが自分自身に「納得できるか」「一致しているか」という基準で動いてあげることが大切なんですね。
たとえば、他人と比較してレベルが上だ......ということよりも、あなた自身が喜びを感じられる趣味をしてみる、雑誌に載っているものよりも心から惹かれる服を買ってみる、他者の評価に関係なく、じゅうぶんに頑張れたら自分を褒めるといった行動が大切です。自分で自分を褒める、認めるという癖をつけてみてください。
「他人基準」や「他者との優劣」を手ばなし、心から自分の存在を肯定できたとき「私は私でいいんだ」という満たされて安心した、自信に満ちた感覚が広がっていくことでしょう。
他人に信頼されるよりも大切なこともうひとつが「自信を持つためには、信頼される人にならなければ」という誤解です。大切なことは「自分で信頼できる自分になる」ということです。
信頼される人になろう! と頑張ってしまうと、他人の機嫌ばかりをうかがう都合の良い人になってしまったり、他人のために一生懸命になりすぎて自分の喜びや、プライベートがなんなのか分からなくなる......という苦しみを引きおこしてしまうことになります。尽くしすぎて愛されない恋愛を送ってしまったり、「いいひと」になってしまい、いつもへとへとになってしまうという人ほどこうした「他人から見て信頼できる私になろう」という渇望が強いのです。
他者に信頼される自分になるという目標はとても素晴らしいことですが、度を超すとそれが自己犠牲になってしまうんですね。生き方がつねに「他人基準」「他人目線」になっていくのです。こうした場合は、ほんの少しだけ視点を変えて「他者の納得」よりも「あなたが信頼できる行動」を基準にしてみましょう。
たとえば約束をきちんと守ったり、いつも人に優しくすることを心がけてみたり、ときには節約して自分の将来のために貯蓄してみたり。あなた自身が持っている「こういった人なら信頼できる」「しっかりしていると安心できる」というような基準を軸に行動してみます。
このように、あなた自身が信頼できる行動を積みかさねることで、他者の目線は関係なく「私は信頼できる人間だ」という安心感=自己信頼感が育っていくんですね。すると、いつもいつも他人の目を気にして振りまわされる人生ではなく、しっかりと自分のことを尊敬しながら精神的にも安定し、恋愛・人間関係でもぶれない関わりを持てるようになります。
本当の「自分の人生」を生きよういま、もしも苦しい人生を送っていたり、苦しい恋愛をしてしまっているとしたら、自分のことが信じられない不安や本当の自分の軸を見失っているのが原因かもしれません。
「一週間で自分に自信を持つ魔法のレッスン」では、今回ご紹介したような正しい自信への理解や、自信を持って人と対等に関係を築いたり、愛し愛される恋愛をしていくための「新しい人生の生きかた・始めかた」をぎゅっと濃縮して書かせていただきました。
自信にたいするさまざまな誤解をといて、本当のあなたとしての喜びあふれる人生を始めてあげてくださいね。
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(斎藤芳乃)
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