世界には今なお、学校に通えずにいる子どもが約6,700万人、学校に通えなかったために読み書きのできない大人が約7億9,600万人もいるのだそう。

教育を受けられず、読み書きや計算ができないと、安定した職業に就くことが難しくなり、さらに、自分の力では生計を立てて暮らしていけなくなるという悪循環に陥いることになるのです。

そこで「日本ユネスコ協会連盟」 では、こうした貧困の悪循環を断ち切り、途上国の地域活性化を目指す世界寺子屋運動」を実施しています。

これまでに寺子屋(教育施設)を通して養蜂を学び、オリジナルのはちみつをブランド化したり(アフガニスタン)、農業や畜産を学んで収入を得たり(ネパール)、米の足りなくなった家庭に低い利子で貸し出す「米銀行」を設置するなど(カンボジア)、さまざまな変化が生まれています。

現在「世界寺子屋運動」では、「書きそんじハガキプロジェクト」を展開中。書き損じや未使用のハガキ、使わずにある図書券や図書カード、切手や商品券を日本ユネスコ協会連盟まで送ると最終的に現金化され、世界寺子屋運動への募金として活用されます。

大規模な寄付は難しいけれど、自分のできる範囲内で参加できるプロジェクト。ひとりの想いや行動が、遠く離れた国の子どもや女性の明るい未来につながっていくとしたら、こんなに素敵なことはありません。

書きそんじハガキプロジェクト
・送付先住所:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-3-1 朝日生命恵比寿ビル12階
・宛名:公益社団法人日本ユネスコ協会連盟HP係
※送付する際は、専用封筒をダウンロードしてください。ダウンロードはこちら>>
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photo by Thinkstock/Getty Images

text by おりはらやすこ

一児の母であり、前職が保育士のため育児や幼児教育関連を多く執筆。不妊治療情報誌をはじめとして女性の健康・医療についての執筆も多数。その他、漢方やサプリメント、オーラソーマといった代替医療や、住宅会社のパンフレット他、多分野を手がけ、ライター歴は15年超。ティーコンシェルジュ2級の資格を保持。


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