そんな人にぜひ知ってほしいのが「栄養セラピー」です。
細胞レベルで体質をチェック
栄養セラピーとは、正式名称は「分子整合栄養医学(オーソモレキュラー療法)」と言われるものです。
海外では1960年代からすでにおなじみの療法で、アンチエイジングや美容面だけでなく、精神疾患領域の治療や、内科疾患やガン治療など、幅広い分野で応用されています。
(マイナビ出版『美肌になる栄養セラピー』P18より引用)
栄養セラピーの基本的な考え方は、からだにある細胞のひとつひとつに過不足なく栄養を取り入れ、機能を高めることで健康をキープしようというもの。
たとえば髪のトラブルを例にとって考えてみましょう。
イメージするのは「シャンプー選びに気をつかう」「バランスのよい食生活」といったものですが、栄養セラピーのアプローチはまったく違います。
もし、薄毛に悩んでいるなら髪の毛の材料であるタンパク質を必要量摂取することで、改善することができます。さらに抜け毛の予防に有効な亜鉛や鉄を補うことで、その効果を強力にバックアップすることだってできるんです。
(マイナビ出版『美肌になる栄養セラピー』P19より引用)
亜鉛は正常な細胞分裂に欠かせないミネラルであり、鉄は髪の細胞に栄養を運ぶ血液の成分。細胞レベルで体質を改善していきます。
良質なタンパク質をたっぷりとる
自分にとって足りない栄養素を知るには、病院などで行う血液検査でわかります。チェックできる項目は減りますが、会社の健康診断で受ける血液検査のデータからも見ることもできます。また、血液検査ほど精度は高くないですが、不調や悩みに応じて栄養素を取り入れていく......という方法もあります。
いま、私が意識しているのは、タンパク質をたっぷりとること。タンパク質が不足すると筋肉が落ちて新陳代謝が下がるうえ、疲れやすくなったり、肌がたるんでツヤやハリがなくなりやすくなるからです。もちろん、食事で補えない栄養素をサプリメントで摂ることも可能ですよ!
このほか普段足りていないビタミンやミネラルを選ぶなど、未来の自分のために、少しづつ始めています。
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