日銀が金融機関に対する貸出に対してマイナス金利を適用することを検討しているとの報道が日銀の追加緩和期待という形で株高、円安となった。


 来週の27日はFOMC、28日は日銀の政策決定をまえに日銀の追加緩和に対する思惑から円安、株高になり日銀プレーが復活となった。

 4月にはいり外国人投資家の売りがなくなり、外国人はむしろ買いに転じた。またIMMの通貨先物で円ロングのポジションが大きくなっている。
 この円ロングの巻きもどしが今でている感じがする。ドル円は大きな押し目がなくジワジワと上昇を続け本日重要なレジスタンスである110円を上抜けした。

 110円は下抜けするまでは110~115の重要なサポートであったレベルなので、この110円をしっかりサポートできれば112~113円付近への上昇が期待できると思う。


 報道どおり日銀が動けば112~113へ素直に上昇しようが、もし何もなければ失望感から円買いとなる。その場合107~108円が再びサポートできれば107~110円のレンジになろう。


(YEN蔵)


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