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トランプ相場の活況で市場全体が盛り上がってくる中でまだ穏健なグループもあります。
売り買いができないと意味がないという投資家が圧倒的な中では流動性重視が相場の根冠にあると言っても良いかと思いますが、この相場の盛り上がりとは一線を画して独自の目線で銘柄を選びながら運用されている投資家もお見えです。
とりわけ中長期視点で低PER銘柄を見出してじっくり投資しながら成果を得ようとされている投資家も多いのかも知れません。但し、結果として本当にこうした割安感のある低PER銘柄投資でリターンを上げられるのかは未知数です。
収益の向上が見られる中で株価がまだ評価されていない状況の銘柄が存在すると考えられます。問題は今後の継続性ですが、今期予想EPSをベースにしたPERが5倍だとしても来期収益がダウンする見通しであれば意味がありません。
今期も、来期も収益が維持ないし伸びるという見通しの中でPERが低水準にある銘柄へ投資することが意義深い訳です。こうした銘柄を見出してポートフォリオに入れておかれるときっと相応に成果が生まれるものと期待されます。
考え方としては低PERで評価されている銘柄は低成長企業の証でもあり、投資家には成長しない銘柄を持つ勇気が求められます。株価が上がらなければ途中で売りたくなる可能性もあります。そうした逆風に耐えて中長期スタンスで運用成果を上げていく投資家には企業から配当金というご褒美がもたらされるのかも知れません。
国全体ではマイナス金利下にあって銀行預金ではお金は減りもしないが増えもしない。
一方で株式市場は大半が臆病な企業ばかりで成長意欲の高い企業は限られていますが、ない訳ではない。M&Aや新規事業への参入など前向きな経営で投資家に夢と希望を与えようとしている企業も存在する。
成長指向が顕著な企業のPERは高く、既に成長指向が株価に織り込まれている可能性もあって、なかなかキャピタルゲインを上げるのは大変だ。でも、その中に低PERで放置されている銘柄があるとすれば魅力的。もしかしたら成長の芽を持っているかも知れません。
3年間に熊本本社を訪問して本メルマガでのご報告したことのある平田機工(6258)は低PERのバリュー株としての存在から今や成長企業のイメージを持つに至っています。
そこでPER6倍以下、PBR0.7倍以下、配当利回り2%以上といった条件でフィルターにかけて抽出された銘柄に投資したら2,3年後にどのような成果が生まれるのか、皆さんも試しに挑戦されてはいかがでしょうか。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)