私は、ここ最近4か月ほどかけて、中小企業家同友会の
「経営指針成文化セミナー」
というセミナーに参加しながら、自社の「経営指針」「中期事業計画」について、整理検討をしていました。
弊社は、ちょうど今期で10期目になりまして、良い機会だと思ってセミナーに参加しながら中期経営計画をまとめているところです。
今回の作業を通じて下記の点について改めて気づきました。
ライフプランを作成する場合も全く同じだと思いますので、個人の方にも参考になると思います。
1)目標を文章化(明確化)することの大切さ
会社のビジョンや経営方針も、決して無かったわけではありません。
しかし、これまでは私個人の頭の中で描いていただけであり、それを他人が見えるような形で整理はしてきていませんでした。
今回、こうしたビジョンや計画を、きちんと文章化し、それを数字にまで落とし込んだことによってここ5年ぐらいにやるべきことが、かなり明確化されました。
やはり、考えたり思ったりしていることは、一度紙に落としながら明文化していかないと効果が薄いものだと改めて感じました。
個人の場合にも、ライフプランや夢というものをしっかりと明文化しておくことが重要です。
私の場合は個人の夢や目標は期日も含めて明文化して、寝室に貼ってあります。
2)数字のシビアさ
経営計画の数字を作成しているときに、現時点の延長線で数字を作るのではなく5年後、10年後から逆算して、売り上げや費用、利益などを想定して作成しています。
そうすると、ここ1~3年で取り組むべき数字は決して楽なものにはなりません。
正直、努力してギリギリ届くかどうかという目標になってます。
特に人員計画が大変そうです。
でも、一方でこれが大事なんだろうなとも思う次第です。
個人の場合も、現在の延長線上だけで考えるのではなく、10年後、20年後の理想的な状態から逆算して現在の数字を考えると夢や目標が達成しやすくなると思います。
3)直近の具体的な行動に落とし込む
計画では5年後、10年後の事も考えますが、最終的には、今年度(今)何をするのかを行動レベルにまで落とし込む必要があります。
抽象的なレベルでものを考えていても、最終的には具体的でなければ行動しようがないものです。
今回の経営計画でも、今回の月次レベルで行動目標を置くことにしました。
個人の場合も、こうした1年単位でやるべきことを具体的に検討するということが大事だと思います。
中小企業では、こうした経営計画がしっかりと計画されたのちに運営されている組織は、全体で数パーセントしかないものだと聞きます。
そして、しっかりと計画をして実行をしていく組織が強いのは当たり前の話です。
個人で、ライフプランを作成する、運用計画を作成するというのは、企業でいうところの経営計画を作る作業に当たります。
計画がなければ、経営できない、生活できないということではないのですが、しっかりと将来の夢やビジョンをかなえることは難しいと思います。
将来の夢やビジョンを達成したいと思われる方は、ぜひライフプランの作成をしてみると良いのではないでしょうか。
また、経営者の方には、自社の計画を作るために、中小企業同友会の「経営指針成文化セミナー」をお勧めします。
株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一
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