間も無く4月。いよいよ春本番ですね。桜のピークは既に過ぎつつありますが。
読者の皆様も、これからより明るく、より暖かくなる時期を迎えて、夏までの最高のシーズンをどのように過ごすかを考えておられるかと思います。
過半の事業会社にとっては新年度に入るとともに、株主総会を迎える大事な時期でもあります。
投資家にとっても4月後半から始まる決算発表を元に前期決算を振り返り、また新年度に何が出てくるかを見守る、これまた1年で最も大事な季節となります。
全体的に言えることは、足元の外部環境や為替、資源価格の推移を踏まえれば識者の期待とは裏腹に、新年度予算は各社とも相当慎重な予想数値を出してくるのではないか、と言う辺りです。
それに加えて、幾らトランプ政権がそれほどの無茶は出来ないはずと考えても、相変わらずの無茶ぶりですし(苦笑)、且つこれだけ世界各地での紛争が増え、各国の政治が衝突している現状では安心した投資は出来ません。
その一方で投資資金は依然としてジャブジャブの状態ですから、これがあるから安心と言う訳でも無く、乱高下の激しい市場動向が続くと考え、新たな売買は「想定以上に上昇したり下落した時のみ」と決めつけて中途半端には動かないことが大事と思います。
ややこしい新年度になるのではないかと懸念している次第です。
株式市場で言えば、PERが割安だ、業績は悪くない・・・と言っても、日経平均株価21,000円でも東証一部の時価総額は625兆円もあり、1月の24,000円なら700兆円を超えます。これは結構な数字と思います。
先週までで投機筋の円売りも相当解消されているようです。何か新たなイベントが発生すれば大きく動くのでしょうが彼らのポジションも偏りが相当減っているはずで、新たな方向性が出るまでは時間がかかると予想しています。
当面注意すべきは貿易摩擦と主要国の金融政策かと思います。悲観のボトムはどの辺りになるのか?・・・とは言え随分安くなりましたので、週初には3月の優待銘柄を権利付き直前で買ってみました(^^)
さて、どうなることやら。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)