今週(9月25~28日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で250円11銭上昇し(率にして1.0%の上昇)、2万4120円04銭で取引を終えました。3週連続の上昇です。
27日(木)には、日経平均株価の連騰が8日間で途切れましたが、週を通じて株式相場は強含みで推移し、28日(金)には日経平均株価が一時2万4286円まで上げ、年初来高値を更新。27年ぶりの高値水準を付けました。
中国政府が内需拡大策、減税を発表するなど景気重視のスタンスを一段と鮮明にしました。これらを受けて、人民元、中国株の下落が一服したことが安心感を呼びました。
また、米連邦準備理事会(FRB)は予想通り、政策金利を引き上げ、18年、19年のGDP成長率見通しを小幅ながら上方修正しました。これを受けて、円安・ドル高が進行。
10月下旬から本格化する国内主要企業の18年度中間決算での増額修正期待も、株高の支えになりました。
来週は、円安・ドル高の流れが続くとみられます。
国内では、2日(火)に内閣改造が予定されています。
18年度補正予算編成への期待も盛り上がるものと思います。
(水島寒月)
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