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ミニテンバガー銘柄候補

2019-05-29 15:18



     先週はダイヤモンド・ザイからの取材を受けた。テーマは「テンバガー銘柄」だ。

     テンバガーは野球の用語らしいが、つまり株価が10倍にもなる銘柄を見つけてほしいというもの。株雑誌らしい虫の良い企画のようにも思うが人気の雑誌だけに断るわけにもいかず、取材に対して筆者なりの回答をしておいた。


     選定方法は過去の株価推移の中から位置を確認してできるだけ低水準にある銘柄、つまり既に人気が集まっている銘柄よりはどちらかと言うと不人気で評価が不足している銘柄をピックアップしてお話させて頂いた。

     但し10倍になるには業績の伸びがないと覚束ないことも事実。一時的な需給要因も含めたテンバガー銘柄も含めた選定にならざるを得ない。

     また、10倍にはならなくてもテーマで評価されて2倍、3倍になる銘柄と言うイメージも加えての選定とした。


     発売日は6月21日らしい。どのような掲載になるかは記者の裁量に委ねられているからぜひご購読願いたい。

     具体的な銘柄名は雑誌の発売後にお知らせしたいが、私は基本的にIPO後の株価下落を続けてきた銘柄群から選定しようと考えている。また、赤字が続いてきた銘柄の中で一転して黒字化を果たしたような銘柄も対象にしてみた。

     賛否は分かれるのかも知れませんが構造的な不況業種、思い切った構造転換が遅れてきた企業の中でいよいよ業績が浮上し始めたものの、まだ株価に反映されていない銘柄を選定してみてはどうだろうか。

     これらはバリュー銘柄というよりは赤字続きに悩んできた忘れ去られた銘柄群であり、しかも比較的キャッシュリッチな銘柄と言える。


     それにしてもテンバガー銘柄候補探しは気合が必要だ。まともな評価では見出せないのだ。


     よくよく考えてみるとスケールの大きなテンバガー銘柄は過去いくつも出てきた。
     それが短命に終わるケースもやたらと多いが、ソフトバンクGの孫社長やファーストリテイリングの柳井社長のようなカリスマ経営者に率いられた企業の株価が上場してから10年以上もの歳月でテンバガー銘柄となったことを思うと新たな卓越したカリスマ経営者の登場、ユニークなビジネスモデルを引っ提げての上場企業がテンバガー銘柄候補に近い存在だろうと想像はできる。


     先週説明会のあった夢真HD(2362)も紛れもないテンバガー銘柄だった。
     株式分割などを実施しての10倍化を実現させた銘柄であり、成長指向は現社長(オーナーの子息)に受け継がれもなおも続いている。


     業績向上、認知度向上、時価総額を意識した経営、IRへの注力、世界市場を念頭に置いた経営、時流に乗った経営、技術系では世界市場で戦える製品開発など、テンバガー銘柄になる要素から見ればかなり絞られる。

     業績の拡大に加え、テーマ性、バリュー価値などの視点で選定したとしてもテンバガーをそう簡単に見出すことにはつながらない。10倍とまでは言わなくても過去1年から2年程度の期間で2倍や3倍になった銘柄は多い。


     まずは地道に2倍化候補銘柄を皆さんなりに選定してみてはどうだろう。


    参考:

    1)東京機械製作所(6335)株価426円 時価総額37億円
     時流に乗らない新聞輪転機メーカー。長期間の赤字経営でも存続はしてきた。
     新聞メディアが世界市場から消えてなくなるまでは存続は可能だろう。
     日本が駄目でもインド向けで生き残りをかけての事業活動が続く。
     人手不足に対応したAI搭載型の印刷機を市場に出す構えがあるなどこれまでとは毛並みが変わりつつあるが果たして株価の行方は?


    2)千葉銀行(8331)株価532円 時価総額4472億円
     構造不況業種の地銀の中で生き残りをかけての戦いを繰り広げている銀行。
     TSUBSAアライアンス(同行のほか第四、中国、伊予、東邦、北洋、北越、武蔵野、滋賀の各地銀が集まって2015年10月に発足(*滋賀は5月22日に加わった)した連携グループ。この中核地銀が千葉銀だというのは聞き慣れない話かも知れませんが、案外地銀統合のコアバンクになる可能性もあります。
     株価は山から谷に向かって奈落の底状態ながら、過去の株価変動からはまた2倍化目標の山登りがあっても良いのではないか。


    3)品川リフラクトリーズ(5351)株価3070円 時価総額287億円
     山を登って下りてきた銘柄なのか、まだまだ下り坂なのか。昔の品川白煉瓦は株価の低迷傾向が続き売上高1250億円の企業が時価総額287億円に落ちてしまっている。
     またテンバガーが狙えるなどと大それたことは言えないが、中国からインドへと運命の事業拡大の道を辿ろうとしている。


    (炎)


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)



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