米国株式市場は最高値を更新。ダウ平均でも30,000ドルの大台を示現、S&P500、ナスダックも休憩しながらも最高値の更新を示している。
 東京市場も日経平均が1991年の水準まで回復、12月2日には26889円90銭まで上昇。日経500種は最高値を11月末まで更新していた。

 しかし、ここ11月から世界的に新型コロナ感染者が急増、欧州でも外出規制、飲食においても営業中止の措置を取っているところもある。米国では連日10万人超の新規感染者が続いている。
 日本国内でも同様に新規感染者が増加傾向を示し、「大阪・北海道」では「GO・TOキャンペーン」を見合わせることに。東京でも強制ではないが、65歳以上の方は外出を控え、「GO・TOキャンペーン」も利用しないよう
に。と東京都知事も述べなければならない状況に陥っている。

 このような状況下では、サービス業「飲食業」「旅行・レジャー関連」や公共交通機関なども悪影響を受けることは間違いなく、再度、雇用状況も悪い傾向に向かっているようだ。サービス業に携わっている人口は多く回復するには時間もかかる。
 しかし、自動車業界、パソコン・電子商品などは回復傾向を示している。
 製造業も一時に比べれば、経済活動が活発になりつつある。11月時での決算発表の際、改善企業も多く見られ上方修正も出ていた。

 上記、悪い面、良い面で相殺すれば、ほぼプラス・マイナスが「0」と言えるが、一般的にはかなり悪い状況が続いている。そうした世相を株式市場は無視していると、マスコミ関係者は語っている。
 無論、市場関係者の中でも、現実と今の株式市場にはギャップがあると感じている方も多い様です。

 でも、今の市場は「お金がジャブジャブ」なっている状況、本来の株価分析では判断することが難しく(ファンダメンタル、テクニカル分析)、需給関相場と見るべきでしょう。特に売りが溜まったところに買いが向い。上昇相場を形成されている感じがします。まさに、過剰流動性相場になっており、バブル的な動きも見せている。

 そして、その相場を作り出しているのは、相場巧者の外国人投資家です。
 11月は4週続けて現物株を買い越している。先週分だけでも約4424億円の買い越し(その前の3週分でも現物・先物合わせて2.7兆円の買い越し) 今回分を合わせても外国人投資家の積極さが目立ちます。

 それに反して毎回売りに回っているのが「個人投資家」です。
 ほぼ毎回逆の動きを演じています。故に利益を上げる投資家は外国人投資家になってしまっているようです。


 外国人投資家と共に行動すべきです。


(大魔神)


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