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10代の50年後
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10代の50年後

2022-05-02 14:50



     億近読者の皆様こんにちは。
     子を持つ親御様のために、お金の教育論について寄稿させていただいております遠藤です。


     ついに、今年度から高校家庭科で資産形成の授業がスタートします。
     学校によっては、資産分散や積み立て投資の話もしていくでしょう。
     中には、投資に目覚める学生さんもいると思います。

     学校でお金のことを教える際には、単なる金勘定の話になって欲しくないと私は願っています。お金の勉強は、人生観を養います。お金の学びが自己実現を考える場になってほしいと思います。


     例えば、「資産を形成する目的」を考えるだけでも自己実現を考える勉強になります。

    「いつ、いくら、なんのためにお金を貯めるのか。」

     この問いを自分に投げかけるだけでも、さまざまな答えが浮かびます。

    「かっこいい車を買うため」
    「大きな家を買うため」
    「好きなだけ服を買うため」
    「世界旅行に行くため」
    「アイドルのコンサートに行きまくるため」

     など、お金を使う目的を考えるのはワクワクするものです。
     ただ、お金を使うためには貯めなければいけません。

     月1万円を年8%の利回りで運用しながら10年積み立てると約180万円になります。
     10代の方が20代になる年数です。この180万円をコンパクトカーを買うのに使ったらなくなります。ただ、20代にとって、初めて自分のお金で買う車は1つの憧れです。
     私も20代の時は「自分も足を持ちたい」と思ったものです。


     月1万円を年8%の利回りで運用しながら20年積み立てると589万円になります。
     グレードによっては、レクサスでも手が出る金額です。ただ、レクサスに使ったらなくなります。20年ということは10代の学生は30代になっている時です。結婚をして子供がいるかもしれません。589万円は車ではなく、子供の教育費用に使おう、と考えるかもしれません。


     途中を飛ばして、一気に50年の計算をします。
     月1万円を年8%の利回りで運用しながら50年積み立てると約7900万円になります。10代の方が60代になっている月日です。
     これだけの資金があれば、老後に貧困な暮らしをすることはないでしょう。
     ただ、10代の方々にとって60代というのはあまりに先の話です。


     人は、老後を悠々自適に暮らすためだけに生まれてきたのではありません。
     若い時に自己実現をするのも大切です。私は20代の時にサーフィンばかりしていたので、安い車でも私にとっては価値がありました。

     お金の勉強をすると「時間を味方につけましょう」という話をしがちです。
     それは大いに結構で、私も同じ話をセミナーではします。ただ、お金を得るために時間を犠牲にしているという考え方もできます。

     10代の方々が、学校でお金のことを学ぶ際には、数字の理論だけでなく、
    「その時に、本当に貯蓄でいいのか?」
    「自己実現のためにお金を使いたいことはないのか?」
    ということを考えてほしいと思います。

     「お金を増やす術」を学んだからには、自分にとって価値があるものにお金を使う計画もしっかり立ててほしいと思います。


     最後に、話を戻します。
     つみたてNISAの非課税期間を50年にしてほしいです。そうすれば、皆年金の心配をしなくて済みます。18歳から68歳まで月1万円で7900万円作れるのですから。


    (遠藤)


    [遠藤 功二氏 プロフィール]

     日本FP協会認定CFP
     1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
     MBA(経営学修士)

    大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
    証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
    自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。

    子育て世代のための金融教育サービスFP君
    web:https://fpkun.com
    メッセージ:koji.endo@fpkun.com


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

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