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今月は、7日~9日の3日間韓国に訪問し、現地の金融機関やFPビジネスについて話を伺ってきました。今回から2回に分けて現地でヒアリングしてきた内容をご報告いたします。
韓国は2008年に金融業界では規制緩和が進みました。日本の金融ビッグバンは2001年でしたので、そこから7年遅れての金融規制改革であったと言えます。
その結果、銀行・証券・保険業の垣根が低くなり、それぞれの金融機関で様々な商品が乗合で販売することが可能になったということでした。
2008年から5年ほどたった現在では、日本の現在の状況とほぼ変わりのない様子に感じましたので、変化のスピードは韓国の方が早いのかもしれません。
今回は特に韓国でGA(General Agent)と呼ばれる独立した金融サービス提供者(日本ではIFAとか独立FPとか呼ばれる)の事務所を2社訪問してきました。
最初の企業はIFAという企業。これはIFA(Independent Financial Advisor)の略称で、欧米では普通名詞として使われていますが、韓国ではまだ一般的に普及している名詞では無いので昨年【IFA】で商標登録をしたと
いう話でした。
良いことかどうか分かりませんが、長期戦略的であるとは思います。
IFAは昨年設立された会社で、先程のGAをサポートする企業として創設されたそうです。最初に日本と異なるなと思ったのは、創業者の会長自身は大手生 命保険会社で役員をしていた人物でした。生命保険会社を退職後に自分のビジョンとしていた新しい総合金融サービス提供会社を設立したそうです。
日本の場合には、大手生命保険会社で役員まで出世した人物が保険代理店のような企業を設立するといったことは聞いたことがありませんし、実際にやろうとおもっても在籍した保険会社のしがらみなどあって難しいのだと思います。
もうひとつ関心があったのは、会長は60歳であくまでビジョンと出資者(出資者は会長以外にいるらしい)を集める作業を行い、社長(CEO最高経営責任者)は40歳の若手を当てて、実務上の仕事は全て社長が仕切っている
ところです。
こちらも日本の場合には、最近60歳以上の方のシニア起業が多くなっているという感じですが、このように若手と組んで執行は若手に任せるというような企業はあまり見かけません。(しいて言えば出口さんのライフネット生命でしょうか)
シニアの経験・人脈と若手の行動力、エネルギーを組み合わせれば起業も成功率が上がるのだろうと感じました。
次回は具体的に提供サービスの内容、それから日本と韓国の金融サービスの類似性などについて解説します。
株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
韓国は2008年に金融業界では規制緩和が進みました。日本の金融ビッグバンは2001年でしたので、そこから7年遅れての金融規制改革であったと言えます。
その結果、銀行・証券・保険業の垣根が低くなり、それぞれの金融機関で様々な商品が乗合で販売することが可能になったということでした。
2008年から5年ほどたった現在では、日本の現在の状況とほぼ変わりのない様子に感じましたので、変化のスピードは韓国の方が早いのかもしれません。
今回は特に韓国でGA(General Agent)と呼ばれる独立した金融サービス提供者(日本ではIFAとか独立FPとか呼ばれる)の事務所を2社訪問してきました。
最初の企業はIFAという企業。これはIFA(Independent Financial Advisor)の略称で、欧米では普通名詞として使われていますが、韓国ではまだ一般的に普及している名詞では無いので昨年【IFA】で商標登録をしたと
いう話でした。
良いことかどうか分かりませんが、長期戦略的であるとは思います。
IFAは昨年設立された会社で、先程のGAをサポートする企業として創設されたそうです。最初に日本と異なるなと思ったのは、創業者の会長自身は大手生 命保険会社で役員をしていた人物でした。生命保険会社を退職後に自分のビジョンとしていた新しい総合金融サービス提供会社を設立したそうです。
日本の場合には、大手生命保険会社で役員まで出世した人物が保険代理店のような企業を設立するといったことは聞いたことがありませんし、実際にやろうとおもっても在籍した保険会社のしがらみなどあって難しいのだと思います。
もうひとつ関心があったのは、会長は60歳であくまでビジョンと出資者(出資者は会長以外にいるらしい)を集める作業を行い、社長(CEO最高経営責任者)は40歳の若手を当てて、実務上の仕事は全て社長が仕切っている
ところです。
こちらも日本の場合には、最近60歳以上の方のシニア起業が多くなっているという感じですが、このように若手と組んで執行は若手に任せるというような企業はあまり見かけません。(しいて言えば出口さんのライフネット生命でしょうか)
シニアの経験・人脈と若手の行動力、エネルギーを組み合わせれば起業も成功率が上がるのだろうと感じました。
次回は具体的に提供サービスの内容、それから日本と韓国の金融サービスの類似性などについて解説します。
株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)