閉じる
閉じる
×
一般的に言うと事業規模が大きくなると株主の数も増加してきます。78万名という株主数を誇るNTT(9432)はその典型です。それに続くのが三菱UFJFG(8306)ですが、約69万名となっています。
必ずしも時価総額が大きいからと言って株主数が多いということでもなく、それほど事業規模が大きくなくても株主数が多い事例も見られます。
億の近道の読者の皆様もどこかの株式を保有されていて株主になっておられるかと思いますが、一度お持ちの会社の株主数を確認して頂ければと思います。
IRの積極化で個人に対しての株主優遇制度を充実している企業の株主数は多くなっています。
例えば食品業界では味の素(2802)の単位株主数は約4.4万名ですが、カゴメ(2811)は約19.4万名にもなっています。収益規模は味の素がカゴメの10倍ほどありますので、この株主数の違いはカゴメの戦略上の結果だと推察されます。
ちなみに2001年3月期の株主数は味の素が3万3668名でしたが、カゴメは4917名でした。14年ほどの年月を経て、これほどの株主数の増加が見られたカゴメの株価は収益がやや停滞する中にあっても長期にわたり安定した推移を辿っているようです。
また、社歴の長い企業ほど株主数が多くなっているのではないかと思われます。株主数=支持数ということで言えば、多くの株主によって支えられている企業 の方がより安定感があるように感じられます。また、低位株ほど個人投資家数が増える傾向になるかと思われます。NISAの時代で少額分散投資を低位株で行 おうとしている姿が感じられます。
一方で株主数が1000名以下の企業もあり、これらは上場廃止基準(東証1部、2部で株主数400名)に抵触するまでには至っていないですが、流動性がなくなっており、今後の是正が求められています。
【株主数が900名以下の主な企業】
JQ:上場廃止基準150名、東証1、2部基準400名
◎は注目銘柄
1)太洋基礎工業(1758・JQ)2014.7期 246名 残り96名で抵触 ◎
2)工藤建設(1764・東証2部)2014.6期 681名 残り281名で抵触
3)ソネック(1768・東証2部)2014.9期 398名 2名不足 ◎
4)藤田エンジニア(1770・JQ)2014.9期 710名
5)常磐開発(1782・JQ) 2014.9期 673名
6)ナカボーテック(1787・JQ)2014.9期 454名 残り304名で抵触
7)三東工業社(1788・JQ) 2014.6期 673名
8)山加電業(1789・JQ) 2014.9期 868名
9)マサル(1795・JQ) 2014.9期 512名 残り362名で抵触
10)守谷商会(1798・JQ) 2014.9期 840名
11)鈴縫工業(1846・東証2部)2014.9期 753名
12)富士PS(1848・東証2部)2014.9期 551名 残り151名で抵触
13)テノックス(1905・JQ) 2014.9期 522名 残り372名で抵触
14)協和日成(1981・JQ) 2014.9期 442名 残り292名で抵触
15)三信建設(1984・JQ) 2014.9期 688名
16)北陸電話工事(1989・東証2部) 2014.9期 613名 残り213名で抵触
17)神田通信機(1992・JQ) 2014.9期 730名
18)高橋カーテンW(1994・JQ)2014.6期 507名
19)東福製粉(2006・東証2部)2014.9期 578名 残り178名で抵触
20)システム・ロケーション(2480・JQ)2014.9期 643名 ◎
21)摂津製油(2611・東証2部)2014.9期 455名 残り55名で抵触
22)ウライ(2658・JQ) 2014.9期 580名
23)シーエスロジネット(2710・JQ)2014.9期 306名 156名で抵触 ◎
24)ジェイHD(2721・JQ) 2014.6期 489名
25)東葛HD(2754・JQ) 2014.9期 372名 222名で抵触
26)ギャバン(2817・JQ) 2014.9期 382名 232名で抵触
27)ジェーシーコムサ(2876・JQ)2014.9期 334名 184名で抵触
28)北の達人(2930・東証2部)2014.8期 631名 231名で抵触
29)アマガサ(3070・JQ) 2014.7期 428名
30)スーパーバリュー(3094・JQ) 2014.8期 683名
31)ミヤコ(3424・JQ) 2014.9期 234名 84名減で抵触
32)アトムLT(3426・JQ) 2014.6期 534名
33)サンコーテクノ(3435・JQ)2014.9期739名
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
必ずしも時価総額が大きいからと言って株主数が多いということでもなく、それほど事業規模が大きくなくても株主数が多い事例も見られます。
億の近道の読者の皆様もどこかの株式を保有されていて株主になっておられるかと思いますが、一度お持ちの会社の株主数を確認して頂ければと思います。
IRの積極化で個人に対しての株主優遇制度を充実している企業の株主数は多くなっています。
例えば食品業界では味の素(2802)の単位株主数は約4.4万名ですが、カゴメ(2811)は約19.4万名にもなっています。収益規模は味の素がカゴメの10倍ほどありますので、この株主数の違いはカゴメの戦略上の結果だと推察されます。
ちなみに2001年3月期の株主数は味の素が3万3668名でしたが、カゴメは4917名でした。14年ほどの年月を経て、これほどの株主数の増加が見られたカゴメの株価は収益がやや停滞する中にあっても長期にわたり安定した推移を辿っているようです。
また、社歴の長い企業ほど株主数が多くなっているのではないかと思われます。株主数=支持数ということで言えば、多くの株主によって支えられている企業 の方がより安定感があるように感じられます。また、低位株ほど個人投資家数が増える傾向になるかと思われます。NISAの時代で少額分散投資を低位株で行 おうとしている姿が感じられます。
一方で株主数が1000名以下の企業もあり、これらは上場廃止基準(東証1部、2部で株主数400名)に抵触するまでには至っていないですが、流動性がなくなっており、今後の是正が求められています。
【株主数が900名以下の主な企業】
JQ:上場廃止基準150名、東証1、2部基準400名
◎は注目銘柄
1)太洋基礎工業(1758・JQ)2014.7期 246名 残り96名で抵触 ◎
2)工藤建設(1764・東証2部)2014.6期 681名 残り281名で抵触
3)ソネック(1768・東証2部)2014.9期 398名 2名不足 ◎
4)藤田エンジニア(1770・JQ)2014.9期 710名
5)常磐開発(1782・JQ) 2014.9期 673名
6)ナカボーテック(1787・JQ)2014.9期 454名 残り304名で抵触
7)三東工業社(1788・JQ) 2014.6期 673名
8)山加電業(1789・JQ) 2014.9期 868名
9)マサル(1795・JQ) 2014.9期 512名 残り362名で抵触
10)守谷商会(1798・JQ) 2014.9期 840名
11)鈴縫工業(1846・東証2部)2014.9期 753名
12)富士PS(1848・東証2部)2014.9期 551名 残り151名で抵触
13)テノックス(1905・JQ) 2014.9期 522名 残り372名で抵触
14)協和日成(1981・JQ) 2014.9期 442名 残り292名で抵触
15)三信建設(1984・JQ) 2014.9期 688名
16)北陸電話工事(1989・東証2部) 2014.9期 613名 残り213名で抵触
17)神田通信機(1992・JQ) 2014.9期 730名
18)高橋カーテンW(1994・JQ)2014.6期 507名
19)東福製粉(2006・東証2部)2014.9期 578名 残り178名で抵触
20)システム・ロケーション(2480・JQ)2014.9期 643名 ◎
21)摂津製油(2611・東証2部)2014.9期 455名 残り55名で抵触
22)ウライ(2658・JQ) 2014.9期 580名
23)シーエスロジネット(2710・JQ)2014.9期 306名 156名で抵触 ◎
24)ジェイHD(2721・JQ) 2014.6期 489名
25)東葛HD(2754・JQ) 2014.9期 372名 222名で抵触
26)ギャバン(2817・JQ) 2014.9期 382名 232名で抵触
27)ジェーシーコムサ(2876・JQ)2014.9期 334名 184名で抵触
28)北の達人(2930・東証2部)2014.8期 631名 231名で抵触
29)アマガサ(3070・JQ) 2014.7期 428名
30)スーパーバリュー(3094・JQ) 2014.8期 683名
31)ミヤコ(3424・JQ) 2014.9期 234名 84名減で抵触
32)アトムLT(3426・JQ) 2014.6期 534名
33)サンコーテクノ(3435・JQ)2014.9期739名
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)